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死神と呼ばれた転生者
第10話
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傷すら入らんとは。私の心に傷が入りそうだよ」

 その時、援護のエアリーズ2機が追いついた。

 兵士「特尉。後はお任せを」
 ゼクス「頼む」

 エアリーズはリーオーにパラシュートパックを取り付けると、不明機に近づいていった。

 リュウイチ「ヒイロの真似をするか」

 ブルーはツインバスターライフルを構えると、エアリーズ2機にビームを放った。
 2機のエアリーズは光の中へ消えて行った。

 ゼクス「たった一発でエアリーズ2機を。面白い!」

 リーオーはパラシュートを切り離すと、ブルーに組み付いた。

 リュウイチ「ここは原作通りか」

 ブルーは組み付かれたまま海へ落ちた。

 ゼクス「機体は無事でも、パイロットの体が持つまい」

 ブルーもリュウイチも、当然無事であった。

 リュウイチ「ヒイロとリリーナのフラグ折れたかな。どうしよ」

 そんな馬鹿な事を考えていると連合の潜水艦が現れ、海中用MSパイシーズ2機を出して来た。
 パイシーズ2機がブルーを回収しょうと、接近すると突然後ろから斬られ爆発した。
 そして潜水艦にも一撃を入れ沈めてしまった。

 ディオ「さてこいつを回収して」
 リュウイチ「すまんが、いらんよ」

 ブルーは組み付いていたリーオーを、容易く振り千切ると立ち上がった。

 リュウイチ「すまんな。ディオ・マックスウェル」
 ディオ「あんた、何者だ?」
 リュウイチ「お前と同じ『死神』で通っている」

 デスサイズは距離を取ると、ビームサイズを構えた。

 ディオ「何かおかしすぎるぜ。何故俺の事に詳しい?」
 リュウイチ「同じ『死神』だから」
 ディオ「ふざけるな!!」
 リュウイチ「ふざけていない。今まで言われ続けたからな」
 ディオ「・・・・・・・」
 リュウイチ「ああ伝言を頼まれてくれ。コルシカ基地のお宝は、俺が貰って行くとな」
 ディオ「誰に?」
 リュウイチ「お前が世話になっている、ハワードに。頼んだぜ」

 ブルーはその場で転移して消えた。

 ディオ「消えやがった。なんなんだ、あいつは」


 ブルーはコルシカ基地に、突然現れた。

 リュウイチ「さてと、トールギスは何処かな」

 エアリーズ、リーオー、トラゴスが、攻撃してくるが無視した。
 そして4つ目の格納庫で、トールギスを見つけた。

 リュウイチ「リズに取って来いって、言われたんだよな」

 トールギスは光輝くと、リュウイチのペンダントに吸い込まれた。

 リュウイチ「任務完了。暇潰しして帰るか、緑のエアリーズは外さないと」

 ツインバスターライフルを構えると、反撃し出した。
 リーオー、トラゴスが光の中へ消えた。

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