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死神と呼ばれた転生者
第3話
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 アムロがまたドジを踏んだ。
 懐かしいのは分かるが、敵がうようよいる所で会うなよ。
 そのせいでミライと子供が、ティターンの人質になった。
 挙句に責任を感じたアムロが、人質交換交渉に行って捕まった。
 1回ぐらいのドジは許すが3度もやるなよ、最強のニュータイプ。
 ハヤト達が奪還作戦を立てているが、俺は俺でやらせてもらう。
 久しぶりに陸戦装備を身にまとい、ロングコートで隠し外へ出て行った。
 最近忘れそうになるが、今思い出した生身の『死神』を。

 スードリは近くに停泊しているのは、情報で分かっているのですぐにたどり着いた。
 スードリのタラップで歩哨していた2人を、サイレンサー付き拳銃で始末し中へ。
 後はすれ違いになる奴の喉を、軍用ナイフで切り裂き先に進む。
 疑似ニュータイプ能力でアムロ達の居場所は、何となく感じている。
 とにかくミライ親子を先に助ける、ドジ踏んだ奴は後だ。
 下層部付近に捕らわれていた、ミライ親子を救出。

 ミライ「ありがとう。貴方に助けてもらうなんてね。リュウイチ」
 リュウイチ「今はエゥーゴのメンバーだからね。ドジ踏んだ奴の後始末だよ」
 ミライ「アムロは?」
 リュウイチ「これからだ。女子供にはきついが我慢してくれ」

 とにかくミライ親子を連れて、アムロの救出に向かう。
 出会う者を皆殺しにするのをやはり気に入らないらしいが、自分達のせいだと分かっているので口には出さないでいる。
 ようやくアムロを助けると、武器を渡し脱出にかかった。
 本当は全員殺しておきたいが、ミライ親子を巻き込むのは流石に気が引ける。
 突然、警報が鳴り出した。
 あれだけ殺して、今迄見つからん方が不思議だ。
 
 リュウイチ「俺が敵の目を引く、その間にミライ親子を連れて逃げろ」
 アムロ「そんな事をしたらあなたが」
 リュウイチ「『死神』がそう簡単にくたばるか。オデッサに比べりゃ楽な物だ」

 俺は手榴弾を投げて敵の目を集めた。

 リュウイチ「早く行け。お前はともかくミライ親子は絶対守れ」

 俺は敵に突っ込んでいった。
 どれ位時間が経ったか分からんが、攻撃が止んだ。
 5.6発食らったがまだいけるが、しかし取り敢えず撤退するか。
 無事にスードリを降り、隠して置いていたバイクでアウドムラに戻った。
 生身の『死神』は、健在の様だ。
 アウドムラに入ると、突然意識が途絶えた。


 目覚めるとミイラ男にされていた。
 通りかかった奴に聞くと、4日も倒れていたらしい。
 アウドムラは既に発進していた、ベッドの脇にミライからの感謝の手紙があった。
 別に見る気は無いので、カバンに押し込んだ。

 アムロ「リュウイチ! 大丈夫なのか。もう少し休んだ
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