暁～小説投稿ｻｲﾄ～:真田十勇士巻ノ百三十一　国崩しの攻めその九

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真田十勇士

巻ノ百三十一　国崩しの攻めその九
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戦にもならんかった」
「ですな、確かに」
　長頼もその通りと頷いた。
「茶々様が強情を張られれば」
「あの強情さはのう」
「お市様のものではないですな」
「そして兄上のものでもない」
　信長、彼のだ。

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