三本目
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漢字に直せ『バラ』『ユウウツ』。
以下の漢字の読みを答えよ『須臾』 『刹那』。
ヤベェ…出題者をぶん殴りたくなってきた…。
次、ポケモン学。
バトルのダメージ計算問題…
能力の下降上昇を10回近く繰り返した後の技のダメージを計算。
更にどのポケモンに放てばどれだけのダメージか? みたいな問題もあった。
つーか普通のポケモントレーナーって絶対こんなテストしねぇだろ…
「試験終了!」
と試験官が言って試験用紙が回収された。
会議室を出ると、オーキド博士が待っており、隣にはチャンピオンも居た。
「おお、どうだったかね?」
「とにかく俺を合格させまいと言う気持ちが伝わって来ましたよ」
「ふむ…少年、どのような問題が出たか教えてくれ」
「ああ、はい解りました。
数学で三角関数、国語で難読漢字、ポケモン学でダメージ計算ですかね」
すると二人が絶句していた。
「どうしました二人共?」
「いや…ティグル…お主」
「少年…その問題はエリートトレーナー認定試験の内容だが…」
エリートトレーナー認定試験?
「おい、ワタル、わかっておるな?」
「ええ、わかっていますオーキド博士」
二人は会議室にドアを開け、中へ入って行った。
「エリートトレーナー認定試験…
ヤバい…やらかしたか?」
一度、二人の怒号が中から聞こえたが、その後は静かになった。
少しして、二人が出てきた。
「ティグル…お主…」
「素晴らしいぞ少年!満点じゃないか!」
当たり前だろうが。模試の大問の各一番程度の難易度だったんだから。
その後は、協会の一室に泊まった。
二日目の実技試験は、ポケモンの手当てと……
「対ポケモン無手戦闘技術ねぇ…」
「明らかおかしいのぉ…これは本来ユニオンの試験なんじゃがのぅ」
ユニオン?
「ユニオンって何です?」
「レンジャーユニオンじゃよ。
ポケモンレンジャーを育成する機関での、卒業試験の内容じゃ」
ポケモンレンジャーかぁ…
ゲームやったけど、あんまり覚えてないなぁ…
「まぁ、せいぜいポッポ程度でしょう」
協会の横の広場に行くと、試験官が待っていた。
「では試験を始める。GOスピアー!」
両腕と腹部のスピア、黒と黄の危険色。
「じゃ、博士、行ってきます」
「お、おぅ…」
スピアーと相対し、出方を伺う。
はは…すげぇプレッシャーだなぁおい…
下手したら死ぬんじゃね?
「シュァ!」
翅を羽ばたかせ、此方に飛翔してくる。
それをギリギリで避ける。
案外速くない。
スピアーは蜂が
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