二本目
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歳である。
特別許可証という物があるのだが、それの取得は色々と手続きが必要らしい。
「何か問題が?」
「協会に掛け合ったんじゃが、どうも受けが悪い」
「仕方ないでしょ。まだ五歳なんだから」
「ただ…」
「ただ?」
「ワタルの奴は面白そうだと言っておったのぅ…」
ワタル…あぁ…チャンピオンか。
「居たの?」
「協会の入り口で偶然会っての」
「ふーん…」
「ワタルが言っておったのじゃが…
ティグル、御主はなぜその年でトレーナーになりたいんじゃ?
御主が大人びておるのは知っておる。
だからこそ不思議なんじゃよ。
御主ほど賢い子がどうしてそこまで急ぐのかのぅ」
「特に理由はないよ。
単に、権利が欲しいだけだ。
旅にもまだ出ないし、積極的にバトルする気もないけど、あったらショップとかポケセンとかで便利そうだから」
「そうか…わかった。
なんとかしよう」
おや?以外だなぁ。
理由なくライセンスが欲しいって言ったも同然なんだが…
「不思議そうな顔をしとるのぅ。
ここで御主が大それた事を言っておったら、その時こそ止めておったよ」
「なんなら"大それた事"をプレゼンしてもいいけど?」
「いや、その必要はない。
最悪はワタルに推薦状を書かせるだけじゃ」
現チャンピオンを顎で使うとは…流石は初代チャンピオン…
「ところでお昼はどうするんじゃ?」
「ティッタ、どうする?」
「ふぇ?わ、私ですか?」
「一回帰るかね?それともここで食べるかね?」
なお婆ちゃんの家までは歩いて五分だ。
「えーっと…帰ります。何も言ってないので」
「OK。博士、そう言うことだから」
「おお、そうか。また来るのかの?」
「そのつもりだよ」
博士の研究所を後にして、俺とティッタは婆ちゃんの家に戻った。
「ただいま!婆ちゃん」
「ただいま帰りました」
「お昼、出来てるよ」
婆ちゃんの作ったオムライスは絶品だった。
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