EATING 18
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訓練室
「チームを組んだなら隊服はどうするんだ?」
「大福?」
「隊服だよ隊の服と書いて隊服。
トリオン体になった時にデフォルト以外の服を設定できるんだけど、清輝隊はどうするの?」
隊服かぁ…
「参考までに雷蔵はどんな服を設定してるの?」
「動きやすく戦いやすい服」
「わかった。二人に聞いてくる」
清輝隊隊室兼翼夜架陽乃シェアルーム
「つー訳だけども何か希望はある?」
と聞くと二人は考え込んだ。
「私は…剣道着のような袴…和服系が動きやすいです」
なるほど、夜架は道場出身だったな…。
「ハルは?」
「私は……うーん…普段着系がいいな…
なんかあんまりこだわるとコスプレっぽくなりそうだし」
「デフォルトの服は?」
「あのジャージダサいと思わない?」
「あぁ、うん。そだねー」
「主様はどうなさいますか?」
俺ねぇ…
「どうでもいいかな」
「あ、じゃぁ私が翼君と夜架ちゃんの服デザインしていい?」
「…できるのか?」
「女の子の夢のトップに『ファッションデザイナー』が入らない年は無いんだよ?」
そんな物か…
「わかった。任せる」
翌日 開発室
「ふふふふ…」
「お前絶対徹夜しただろ」
「ふふふふ…」
「だめだこりゃ」
今朝、ハルに起こされた俺と夜架は開発室に連れて来られた。
「タヌキさん、二人の隊服出来てますよね出来てますよね!?」
「ハル、落ち着け…
お早う御座いますタヌキ開発室長」
「タヌキ様、お早う御座います」
あ、タヌキさんが青筋浮かべてる。
後ろの研究員も肩震わしてるし…
「た、たぬ…た…できておるぞ」
タヌキさんがトリガーを三つ差し出した。
「直ぐに試すからテストルーム借りるよタヌキさん」
ハルがトリガーを受け取り、ハイテンションでルームに向かった。
「じゃ、そういう訳で」
俺と夜架もそれについていく。
ルームに入ると、ハルからトリガーを渡された。
「さ、やってみて」
ハルがにっこにこしながら急かしてくる。
「では私がさきに」
夜架がトリガーを握りしめ、起動させる。
「トリガー・オン」
光に包まれ、腕が、脚が、体が、頭が、構築される。
一目見たイメージは黒。
着物とワンピースを組み合わせたような服で、その長く美しい脚が映える。
大きく露出した肩が、なんというか、扇情的だ。
「ふむ……わるくないですね」
良くもないと思うけどな。
「どう?夜架ちゃん?」
「はい、これで構いません
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