暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第256話 この場所から始めよう
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だね! 実は それ私も思ってたんだ」
『ほ、ほんとっ!?』
『ありがとうございます!』

 明日奈と玲奈は直ぐにでも行くよ、と言う旨を伝える。

「……ん。(玲奈。時間は大丈夫なのか?)」
「……うんっ。今日はとことんまで付き合うって決めてるもんっ」

 あまり水差したくないが、一応小声で隼人は門限の事を訊く隼人。

 因みに玲奈は最初から門限の事など…… どーとでもなれ! と思ってたから二言目にはOKの構えだ。 明日奈も同じ気持ちだったらしく、ぐっ とサムズアップを見せた。携帯端末を暫くは見たくないと言う気持ちは強い様だが……。

「では 後は若者に任せて僕は退散するとするよ。……隼人君。また 後日宜しく頼みます」
「はい。倉橋先生も此処までありがとうございました」
「いえいえ。これからですよ。……すべてはこれからです」

 倉橋は 笑顔でそう答えると夕日の中を帰って行った。
 
 3人は倉橋を見送ると 足早に24時間営業のネット喫茶へ。
 










〜新生アインクラッド 24層 パラネーゼ〜



 最初は22層の森の家。
 青白い光に身を包まれて姿を現した音楽妖精族(プーカ)歌姫(ディーヴァ)水妖精族(ウンディーネ)超勇者(マスターブレイブ)。……二つ名で呼ぶとちょっと怒ってしまうから今は無しにしておこう。
 兎も角、2人はVR世界に感覚が馴致するのも待たずに家を飛び出した。
 翅を広げ、音を奏で、宙を滑り そのまま空高くへと羽ばたく。途中でアスナとも合流して3人で軌跡を空に描きながら 層の中央へと直ぐに到達した。転移門にて パラネーゼへと行き 今度は都市の北にある小島を目指す。

 そこがあの2人と初めて出会った場所だから。

「(今日くらいは……、今日くらいは…… だよね………。うん……。そ、それくらいでヤキモチなんて、妬かないもんねっ? 私! だ、だからいっつもリズさんとか、皆にもからかわれたりするんだよっ!?)」

 そして 空を飛んでいる間も、転移をしている間にも レイナは小さな声で唱える様に呟いていた。

 ランがリュウキと対面したら、きっと感情を爆発させると思う。淡い想いをその身に乗せて。確かに複雑である事は否定しない。でも、それ位は許されるって思う。……流石に《結婚システム》に同意する様な事はダメだけど。

「レイナ、大丈夫か?」
「ふえっ!?」
「いや、前危ないぞ」
「わぁっ!」

 空を飛んでいるとは言え障害物が全くない訳ではない。大き目の樹木もそれなりにオブジェクトとして備え付けられており、太い枝が網羅している場所ででの飛行は 初心者であれば恐怖を覚えたりするだろう。
 此処にいるもので初心者はいな
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