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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第256話 この場所から始めよう
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きっとこれは青天の霹靂、と言うのだろう。
青天と言う割には辺りはもう夕闇が迫ってる時間帯だけど、そんな気持ちだった。
そして 薄く残っている夕日の光に包まれた彼の姿。それはまさに後光が差している様にも見えた。
因みに、そう感じたのは一瞬だった。
何故なら その人物がいったい
誰
(
・
)
なのか。その答えが判った瞬間、約2名程 顔を火で炙られた様な感覚に見舞われてしまったから。青天や後光などと言った単語は完全に頭の中から消去されてしまったから。
だけど、それも仕方のない事だ。ついさっきまで話題に挙がっていた人だったのだから。その人は、本当に色んな意味で凄い人で、とても優しい人。以前までは他人との交流が殆どなく家族と2人だけだったと聞いていたけれど、今じゃ嘘だったのでは? と思うくらい彼の周りに輪が広がって広がって……沢山の人達が繋がった。とても優しくて、それに格好良くて、時折可愛い所もあって。
そんな人だから 慕う人がとても多くなって……。
うん。つまり何が言いたいかと言うと、とっても、とーーーってもモテる。とあるもう1人も加われば更に二乗するから凄いの一言だ。
『うぉぉぉぉ! なーーんでお前らばっかりーーー!!』
と、言う
人
(
クライン
)
もいるけれど あそこまで言ったら正直 同情もしてしまうし、同意もしてしまう。頷いてしまう。男でも女でも。
ちょっと話が脱線しそうなので元に戻そう。
放心しかけてる明日奈や玲奈の2人にもう一度声をかけた。
「ん? どうした2人とも。……ああ、そうだった。今日は
2人
(
・・
)
じゃないな。
4人
(
・・
)
だった」
ゆっくりと近づいてくる人は、そう この型のプローブの調整にも付き合ってくれた。付き合った……と言うよりは監督してくれて、太鼓判を押してくれた。その道のプロフェッショナル。
ここまで説明したら今更言うまでもないと思うが……、ナイスタイミングで、図ったかのように来たのは隼人だった。
「りゅ、リュウキくんっっ!?」
『リュウキさんっっ!?』
玲奈とランは 弾かれた様に動き、背筋を思いっきり伸ばした(厳密には玲奈のみだが)。
「ん? あー、えっと 玲奈の方はランだったな。調子はどうだ? 違和感はないか?」
2人の反応に少しばかり違和感を覚えた隼人だったが、特に気にする様子もなく 玲奈の肩のプローブに注目し、顔を近付かせて覗き込む。
『うひゃいっっ!? りゅ、りゅーきさんっ! ま、まって まってくださいっ! か、か、かおっ、近い、近い、ですっっ///』
「ああ、悪い悪い。そっちじゃ大画面で見てる様なものだからな。驚かせてしまったか」
テンションが全く違う1人と2人を見て、
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