暁 〜小説投稿サイト〜
NEIGHBOR EATER
EATING 16
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そんなに睨まないでちょうだい?」

「自覚あるなら止めろよ」

「探求心が勝ったのよ」

んのヤロウ…

その後レジに行った。

「俺が払うよ」

「いいわよ、私の方が持ってるし」

「そうか?でもなぁ…」

「あー…あと、はい」

ハルが見せてくれたのはクレジットカードと手紙だった。

『雪ノ下君、きっと翼君は「自分で払う」と言うだろう。
その時はこのカードで払ってくれ。
彼が支給品だけで済ましているのは我々にも責任がある…』

とその後にもう少し続き、最後に…

『忍田、林道』

とあった…

「好意は受け取っておく物よ」

いや、益々払って貰う訳には…

一応家が吹っ飛んだ分の補償金は貰ってる訳だし…

その後少し揉めたが結局ハルが渡されたカードで払った。

「次は…ランドセルかな?」

あぁ、そだな…


と言う訳でランドセル売り場にやって来た。

「どれにするの?」

「黒でいい」

「あら?この赤とか似合いそうだけど…」

「却下だバカ野郎……おい、夜架、その手に持ってるのはなんだ?」

「わたくしのお薦めですわ」

夜架が持っていたのはラベンダー色のランドセルだった。

両サイドにはご丁寧にラベンダーの刺繍付き…

「益々却下だ!……ハル!お前まで持ってくるな!」

ハルが持っていたのはさっきの赤いランドセル。

「揃いも揃ってアホか!」

結局折衷案という事で蒼いランドセルを買った。

「はぁ…なんか疲れた…」

防衛任務はトリオン器官喰えるからいいけど…

女子(と)の買い物に付き合うのって疲れる…

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