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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第5話
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ければならない程の重要な用事があるのでしょうか?」

「ええ、重要も重要。1年半前の”クロスベル動乱”をも超える大事件の情報を掴んだから、その件について”黄金の戦王”とも話しあいたいのよ。」

「ええっ!?……わかりました、すぐに陛下に確認しますので、確認が終わり次第折り返し連絡をしますので、一端通信を切りますね。」

「ええ、お願いね。―――――今、クロスベル皇帝との面会のアポが取れるか確認しているらしいから、確認が終わるまで待っていてほしいよ。」

通信相手との通信を終えたミシェルはユウナ達に通信内容を伝えた。

「こちらの世界の遊撃士協会はクロスベル皇帝―――一国の”王”との面会のアポイントも容易に取れるのですか………」

「ふふっ、クロスベル皇帝が信頼している部下の一人に伝手があるお陰で、クロスベル皇帝を始めとしたクロスベルのVIP達とのアポは割と簡単なのよ。」

「えっと……ちなみにその人物はどのような人なんですか?」

「フフ、その人はユウナちゃんもよく知っている人よ。」

クロスベル皇帝を始めとしたクロスベルのVIPとのアポイントの確認ができる人物が気になっていたユウナの質問にエオリアは微笑みながら答えた。

「へ……あたしもよく知っている人って……?」

「マクダエル元議長の孫娘―――――エリィ・マクダエル一等書記官よ。」

「ええっ!?そ、それじゃあさっき、エリィ先輩と話していたんですか……!?」

「確かその名前は”特務支援課”の……」

「――――エリィ・マクダエル。”特務支援課”のサブリーダーであり、マクダエル議長の孫娘ですね。」

ミシェルの通信相手を知ったユウナが嬉しそうな表情をしている中意外な人物の名前が出た事にクルトは目を丸くし、アルティナは静かな表情で呟いた。



「”書記官”という事はその方はクロスベルの外交関係の職務に就いている方なのでしょうか?」

「ええ、”特務支援課”解散前に元々クロスベル皇帝達から書記官のポストを用意されていたエリィちゃんは”特務支援課”解散後に用意されたポストに就いて、そのまま各国との外交取引に携わるクロスベルのVIP達の下で学んでたった半年で一等書記官に昇格したお陰で、今では単独で各国との外交のやり取りの一部も任せられているわ。」

「え………この世界では”特務支援課”は解散したんですか!?一体どうして………」

ミュゼの質問に答えたエオリアの説明を聞いてある事に気づいたユウナは驚きの声を上げて戸惑いの表情をした。

「ユウナも知っているでしょうけど”特務支援課”の真の設立理由は二大国―――エレボニアとカルバードによる領有問題で発生したクロスベルの様々な”壁”を乗り越える為だったでしょう?だけど、カルバード
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