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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
潰えたオアシス・『ユバ』
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いのだろう。

「3日分の食料と水を鳥なんぞに取られただとっ!?何やってんだ、手前ェはっ!?」
「しょうがねーだろ!?騙されたんだからっ!?」
「手前ェの頭は鳥以下かっ!?」
「何を──っ!?」

 口々に口論し合うルフィとサンジの2人
 互いに内から沸き上がる怒りの矛先をお互いに向け合うことしか出来ない。

 広大なこの砂漠で食料と水を失うことは自殺行為であり、生死を分かつ死活問題に他ならない。
 ゾロはそんな2人を諌め、ルフィとサンジが渋々怒りを抑え、ルフィが何気なく前方を見ると……


 ワルサギ達が悠然と佇んでいた。

 奴らはルフィから奪ったバッグをその身に担ぎ、これまた得意げな顔で水をぐびぐびと飲んでいる。

「あいつらだァアア──っ!!」
『ゴァァア──♪』
 
 何ともまあ、殺意の沸く顏をしている、アキトは猛暑で意識を朦朧とする中思う。

 ワルサギ達は一目散にその場から走り去る。
 正に立つ鳥跡を濁さずと言わんばかりのすがすがしい程の逃げ足だ。

「……待て。俺達の荷物をどこに持っていくつもりだ」

 しかし、アキトはワルサギを逃がすつもりなど毛頭ない。

 アキトを中心に微風が周囲に吹き荒れる。
 見えざる不可視の力が今なお笑いながら逃げるワルサギ達へと即座に迫った。
 ワルサギ達はアキトの能力によって強制的に引き寄せられ、宙にて身動きを封じられる。

 奴らは為す術も無く足をバタつかせることしか出来ない。
 抵抗、反抗、逃亡、全てが無駄無駄ァである。
 アキトに目を付けられたワルサギ達はもう駄目みたいである。

「うおおおぉおおぉ──、流石アキト!」
「ナイスだぞ、アキト!」

 拍手喝采を行うルフィ達

 チョッパーも興奮の余りアキトの頭の上で手を動かしまくっている。
 その度に自身の頭部に当たるチョッパーの手が地味に痛かった。

「……今のうちに早くあのワルサギ達を捕まえてくれ。能力をこのまま行使し続けるのも今の状態ではキツイ」

 アキトは興奮の波から抜け出さないルフィ達に苦言を申し立てる。
 流石に能力を発動し続けるのは今の自身のコンディションを考慮するとかなりキツイものがあった。

「ありがとう。アキトさん!一時はどうなることかと!」

 ビビは感極まった様子でアキトの背中へと思い切り腕を回し、抱擁する。
 余程嬉しかったのかアキトを抱きしめる両腕に込められる力に迷いは無い。

 アキトは煩悩を表情におくびにも出すことなく、ビビの豊かな果実を存分に味わった。
 真横からナミの刺すような視線は敢えて無視した。

 ルフィ達の不幸は止まることを知らず、サンドラ大トカゲがルフィ達を襲うもそのトカゲはルフィ達の昼食とな
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