B・W編
アラバスタ王国
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た。
「は、はは……」
ビビはそんなサンジの様子に苦笑いを浮かべることしかできない。
「ふふーん、アキトどう?」
対して自らの肢体を惜しげもなく晒し、アキトに見せつけるナミ
ナミの目の前にはゾロ達と共に食事をしていたアキトがいた。
アキトは無言で親指を力強く突き出し、全面同意の意を表す。
先程オカマのあの奇抜な存在を目にしたアキトの目が浄化されていく。
「は、鼻が曲がりそうだ……」
『ナノハナ』の香水には刺激が強すぎるものがあり、チョッパーはその匂いに苦しめられていた。
「ふふーん、これとか?」
「ウオオッー!?何やってんだ、お前ッ!?」
ナミはわざとチョッパーの目の前で香水を振りかける。
そんなナミの頭にアキトは手刀を落とすのであった。
これでアラバスタの砂漠を越えるための物資は整った。
ゾロ達はルフィがこの場に戻り次第即刻出発することを決意する。
先ずは反乱軍の暴動を止めるべく反乱軍のリーダーが在住する本拠地である『ユバ』を目指す。
「それよりも何かさっきから広場の方が騒がしくないか?」
「海賊でも現れたのかしら……?」
ゾロが思案気に壁越しに町の中を覗けば……
「逃がすなーっ!」
「追えーっ!」
我らが船長であるルフィが海軍に追い回されていた。
ルフィは自ら騒ぎを起こし、此方へと持ってくる体質らしい。
たちが悪いことに本人はそのことに無自覚である。
「そこにいるのか、ゾロッ!?」
「何ィーッ!?」
しかもルフィは獣の本能とも呼べる嗅覚で此方の存在に気付いてしまった。
海軍の追っ手を引き連れて此方へと考え無しに突っ込んでくる。
「手前ェ、こっちを巻き込むな!?」
「逃がさん!"ホワイト・ブロー"!!」
ルフィに迫るは白煙の拳
自然系の能力者の拳がルフィへと迫る。
「"陽炎"!」
突如、ルフィを守るが如く炎が現れる。
その炎はまるで意思を持っているように一人の男の元に集まっていった。
「エ、エースッ!」
ゾロ達は買い揃えた物資を手に即座にその場から駆け出す。
"エース"と邂逅したルフィ達はその場から一目散に逃げだし、メリー号へと帰還していった。
「……できの悪い弟を持つと心配なんだ。大変かもしれないがこいつのこと頼むよ」
「次に会う時は海賊の高みだ」
「"火拳"!!」
「来いよ、ルフィ。海賊の"高み"へ……」
その後、ルフィの兄であるエースは奇妙な置き土産を残し、颯爽と去っていった。
「嘘よ…嘘…。あんな常識溢れる人がルフィのお兄さんなんて……」
「
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