B・W編
アラバスタ王国
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ことを考えるならば国王の顏の使い様は幾らでもあるだろう。
加えて、先程自分達の顏も奪われた。
B・Wと全面戦争を迎えるならばこれ程面倒なことはない。
"マネマネの実"の存在は仲間内で疑心暗鬼を生み、単独行動を大きく制限されてしまう可能性を秘めている。
先程まで共に行動していた仲間が敵で背中から一突きという事態にも陥りかねない。
「だが、B・Wの奴らと遭遇する前にMr.2の能力を知ることができたのは好都合だ。これで対策を立てることができる」
ゾロが得意げにそう述べる。
「この目印を各自自分の左腕の手首に記し、テーピングで覆ってくれ」
「よーし、これから先アラバスタ王国で何が起きようがこの目印が…」
『仲間の印だ』
ルフィ達は円陣を組むように甲板上にて左腕を突き出す。
この左腕の印こそが仲間の証
「……よし、じゃあ上陸するぞ」
「……メシ屋に!あとアラバスタ」
「アラバスタはついでかよ」
「今くらいはカッコ良く締めようぜ、ルフィ?」
そんなルフィに対してゾロとウソップの2人は嘆息するしかない。
こうしてルフィ達はアラバスタ王国の港町『ナノハナ』へと向かい始めた。
▽▲▽▲
港町『ナノハナ』の岸辺にメリー号を無事停泊させたルフィ達
船長であるルフィは『ナノハナ』に着いた途端、我先にとメシ屋へと駆け出していったためこの場にはいない。
もう少し船長であるルフィには危機感というものを持って欲しいとゾロ達は切実に思う。
また、リトルガーデンにて遭遇したMr.3の船を沿岸に見つけ、『ナノハナ』に辿り着く前には遠方にビリオンズの船も多数確認した。
このことから今やアラバスタ王国にはB・Wの幹部とその部下達が集まってきていることを物語っている。
そんな中残されたゾロ達は港町である『ナノハナ』の外れにいた。
ゾロ達は食事、ナミとビビの2人はサンジが選んだ服装に身を包んでいる。
「こういうの好きよ、私!」
「でもサンジさん、この服装って踊り子の衣装なんだけど……」
ビビが遠回しにサンジに苦言を申し立てる。
確かに彼女の言う通り今彼女達が来ている服装は露出が激しく、サンジの趣向が全面に表れていた。
お腹は露出し、胸もかなり露出している。
これでは変装どころの話ではなかった。
「で、でも砂漠を歩くにはこの服装だと……」
「大丈夫、大丈夫。もしもの時は俺がビビちゃん達を運んであげるから?」
聞く耳持たずのサンジ
明らかにナミ達の服装を選ぶ人員の選択ミスであっ
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