暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十四話 ナンバーズ 2
[9/14]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
取り繕うように言って、ギンガさんが出したウイングロードの上を走り出す。
後はこのままスバル達と合流なんだけど……
さっきギンガさんの手を取った時に、なぜかディエチの顔を思い出したんだ。
なんでディエチの顔が浮かんだんだ?
いや、答えは分かっている。
ディエチと握手した時に感じた違和感。
それが、ギンガさんからは感じられなかったんだ。
ディエチが担いでいた大きな荷物。そして、今回の物理破壊型の砲撃。
何だ?オレは何を気になっているんだ?
outside
その頃、ディエチとクアットロは退却をしようとしていた。
「マズイわねぇ。エース・オブ・エースがこっちに来る前に逃げないと」
緊張感のない声を出すクアットロ。
「何を呑気な……危ない!」
異変を察知したディエチが、イノーメスカノンを放り出してクアットロを抱え上げた。
そのまま隣のビルに飛び移る。
次の瞬間、それまでいた場所に黄色の魔力弾が雨のように降り注いだ。
「見つけた」
移動したにも関わらず、背後を取られるディエチ。
「えぇ!こっちも!?」「速い!」
振り向きざまにフェイトを姿を確認した二人は、その場から逃走する。
「止まりなさい!市街地での危険魔法使用及び殺人未遂で逮捕します!」
フェイトが警告を出すが、それで止まるような二人ではない。
「今日は遠慮しときます〜!」
クアットロが空を飛び、ディエチがそれを追いかけるようにビルを飛び移りながらフェイトを振り払おうとする。
だが、フェイトのスピードから逃れるには、二人は遅すぎる。
「くっ……IS発動、シルバーカーテン!」
クアットロが己の幻術、シルバーカーテンを発動させた。
忽然と、フェイトの目の前から二人が消える。だが……
「はやて!」
フェイトは慌てずに、遠くにいる親友に合図を出す。
『位置確認、詠唱完了!発動まで、あと4秒!』
「了解」
はやてからの返事を聞き、フェイトは犯人とは正反対の方向に向かってスピードを上げる。
「離れた、なんで?」
道路に着地したクアットロとディエチが姿を現す。
「八神はやてはまだ海上にいた筈……まさか!」
嫌な予感がしたのか、クアットロが上空を見上げる。
二人の頭上には、黒く大きな球体が放電現象を起こしながら巨大化していく姿があった。
「広域空間攻撃!」「うっそ〜ん!」
広域攻撃なら、姿を消していても意味はない。
その場所全体が攻撃対象だからだ。
遠く離れた海上で、はやては魔法を完成させた。
「許さへんよ。大事な家族を、仲間を危険な目にあわせた
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ