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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十四話 ナンバーズ 2
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は、ヴィータがルーテシアを睨んでいた。

「おい!どう言う意味だ!」

ルーテシアに詰め寄るヴィータ。

そのヴィータに、ルーテシアは感情なく言い放つ。

「貴女はまた、守れないかもね」

「!」

その言葉に、ヴィータは目を見開く。その瞳は、水色に変色していた。





砲撃が発射された。

Sクラスの高エネルギーは真っ直ぐにアスカのバリアに直撃し……

「貫通した!?一秒で!!」

バリアを貫いたエネルギーは、そのまま吸い込まれるようにヘリに向かい、そして、爆煙が舞い上がった。

「そ、そんな!」

ギンガが茫然となり、その場にへたり込んでしまう。

「……」

アスカはその爆炎を睨むように見た。

そして、砲撃が飛んできた方向に振り返り、ニヤリとふてぶてしい笑みを浮かべた。

「一秒あれば、充分だ!」





「砲撃……ヘリに直撃……」

「そんな筈ない……現状確認!」

「ジャミングが酷い!データきません!」

混乱しているロングアーチの通信がスバル達にも届く。

その内容は絶望的なものだった。

信じられない、いや信じたくない内容にヴィータが茫然とする。

「そ、そんな……」

エリオも、麻痺してしまったかのように動けずにいる。

「ヴァイス陸曹とシャマル先生が……「てめぇ!」!!」

ティアナが言い終わらないうちにヴィータがルーテシアに掴み掛かった。

「副隊長、落ち着いて!」

今にも殴りかかりそうなヴィータをスバルが抑えようとしたが、振り払われてしまう。

「うるせぇ!おい!仲間がいるのか!どこにいる!言え!」

冷静さを失ったヴィータが激しくルーテシアを掴む。

「だ、だめです!ヴィータ副隊長!」

引き離そうとするスバルだったが、外見からでは想像もつかない怪力でヴィータは押しのける。

この騒動に、全員の注意がヴィータとルーテシアに集中した。

その為、ティアナがそれに気づいた時には、もう遅かった。

レリックのケースを持つエリオの足元に奇妙な物が接近していた。

それは、人の手首だった。

「エリオ!足元に何か!」

「え?」

エリオが下を見た瞬間、地面から突然人がわき出てきた!

「わぁっ!」

鮮血が舞い、エリオはレリックのケースを離してしまう。

「いただき!」

突如現れた水色の髪をした少女はケースを奪い取ると、再び地面の中に潜って行った。

「この!」

ティアナがクロスミラージュを撃つが、地面に当たるだけで少女を捕らえるに至らない。

「くそっ!」「くっ!」

ヴィータとティアナが少女が消えた地点に走る。

「……
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