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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十四話 ナンバーズ 2
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ティアナがキャロを呼び寄せる。
「ケースはシルエットではなく本物でした。アタシのシルエットって衝撃に弱いんで、奪われた時点でバレちゃいますから」
ティアナの説明を、キャロが引き継ぐ。
「なので、ケースを開封してレリック本体に直接厳重封印を掛けて、その中身がここにあります」
そう言って、キャロが帽子を脱ぐ。
「ん?」
帽子の下からは、小さい花のカチューシャが出てきた。
ヴィータは訳が分からずにそのカチューシャを見る。
「こんな感じで」
パチンとティアナが指を鳴らすと同時に、カチューシャがレリックに変わった。
「いっ?」
突然の事にヴィータの目が点になる。
「敵との直接接触が一番少ないキャロに持っててもらおうって」
「なるほどぉ!」
エリオの言葉に、リインが感心したように手を叩いた。
「あ、あはは……」
感心したのか呆れたのか、ヴィータが力なく笑う。
「って言うか!いい加減離してください!副隊長!キャロ!ヒーリング、ヒーリング!」
もう、すっかりお馴染みのフレーズとなった言葉をアスカが繰り返す。
そのドタバタ劇を、離れたビルの上からシグナムとシャッハが見守っていた。
「我々の出番は、どうやら無くなったようですね」
シグナムが隣にいるシャッハに話しかける。
「任務は無事完了のようです。喜ぶとしましょう」
双剣を肩に担いだシャッハがそれに答える。
「しかし、アスカはなぜあんなにダメージを負っているのでしょうか?」
一人のたうち回っているアスカを見て、シャッハは首を傾げた。
スカリエッティのアジトの通路を歩きながら、セインが大きくため息をついた。
「はぁ〜、やっと帰ってこれたよぉ」
ルーテシアとアギトを救出したのはいいが、クアットロとディエチが合流してくるまで結構な時間を待たされたのだ。
「お嬢の集団転送のおかげですね。ありがとうございます」
「うん……」
ルーテシアも疲れているのか、トーレの言葉に短く答える。
「……」
そんなルーテシアを、アギトは心配そうに見つめていた。
「あっ!セインちゃん。ケースの中身、確認!」
クアットロが思い出したように、隣を歩くセインに言う。
「あいよ〜」
軽く答え、セインは通路の一角にある台の上にケースを置いた。
「へっへ〜」
セインはイタズラっぽく笑って、ケースの縁を指でなぞる。
カチッ
それだけでケースのロックが解除され、蓋が少し浮く。
「じゃじゃーん!」
かけ声と共にケースを開けるセイン。だが、
「え?」「あら〜」「なに?」
セイン、クアットロ、
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