暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十三話〜ナンバーズ
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話




side レジアス



副官である娘オーリスから見せられた映像は、衝撃的なものだった。



「なんなんだこれは!」
「本日海上にて遺失物捜査部、機動六課がAMF装備のアンノウンとの戦闘時に起きたものです」
「このような膨大な魔力をこんなところで使うなど……ふざけている!」
「この魔力反応、SSSクラスの魔力が観測されたにもかかわらず、付近への影響がありませんでした。この魔力の使用者は、機動六課部隊長、八神はやて二佐です」
「八神……!?あの八神はやてか?」
「はい。闇の書事件の八神はやてです。それと、こちらを」


次の映像は浅黒い肌に白い髪の赤い外套姿の男だった。


「この男は?」
「機動六課所属、衛宮士郎三等空尉です。管理局所属前の経歴が不明であり、八神はやての特別戦力扱いになっています。後見人が元管理局提督、ギル・グレアム氏であることも気になります」
「経歴不明……どうせ犯罪者つながりであろう!」
「……問題発言です。公式の場ではお控えください」
「わかっている!……近いうちにお前が直接査察に入れ。問題があれば即部隊長の査問だ」
「了解しました」


海の連中め、好き勝手にしおって……!




side なのは



保護した女の子は聖王医療院に入院させることにし、現在は私と士郎君が様子を見に来ている。


「検査も問題なかったし、私たちも戻って報告書書かないとね」
「そうだな。しかし、あの少女は一体……」
「狙われる、っていうことは何かあるのかもしれないね……」


そんな会話をしながら売店の前を通ると、ウサギの人形が。


「私、もう少し残るから士郎君は先に戻ってて」
「構わんが……なにかあるのか?」
「もう少しあの子の様子を見ててあげたいんだ」
「そうか。あまり遅くなるなよ」
「うん」


それだけ言うと士郎君は帰っていった。
人形を購入し、あの子のところへ。




「ママ……」
「……大丈夫。ここにいるよ」


うわごとで母を呼ぶ女の子。私はしばらくの間、そばにいて手を握っていた。ママはここにいるよ、と語りかけながら。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ