EATING 9
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「ブラックトリガーの事がわかるかもって思ったのに」
調べたのは4日前だ、先に完成した技術開発室で諸々調べたのだ。
「死与の天翼を詳しく調べるのは不可能なんだから仕方がないだろう」
それは聞いたけどさ…
「俺からブラックトリガー……フリューゲルを抜いたら死ぬって本当なの?」
「ああ、その可能性は高い。しかも仮に天使ちゃんから死与の天翼を抜き出せても他の隊員じゃぁ起動できないらしい」
「『起動その物も莫大なトリオンを必要とすると思われる』ねぇ………」
要するに…
「<ネイバーイーター>にしか使えないだって?
俺がフリューゲルを呑んだ時は体が吹っ飛ぶと思うくらいだったけどな」
あれは…フリューゲルによって喰らったトリオン器官が活性化ないし暴走したと思ったのだが…
「確かにブラックトリガーは使用者のトリオン能力を劇的に上昇させる」
へぇ…
「『上昇させる』?言い切ったね…ボーダーには他にブラックトリガーが有るの?」
迅はしまったと言わんばかりに顔をしかめた。
「マズイ事聞いたか?」
「いや…構わない。近々こちらに移動される…
大規模侵攻には投入されなかったが確かにボーダーはフリューゲル以外のブラックトリガーを所有している」
「ふぅん…何で大規模侵攻には投入されなかったの?」
「ブラックトリガーは…ネイバーフッドでは基本的に重要拠点の防衛に使われる。
ボーダーもそれに倣っているのさ」
そう話したら迅はつらそうにしていた。
そのブラックトリガーはボーダー隊員の誰かが遺した物なのだろう
「そう…」
「話を戻すが…ブラックトリガーがトリオン能力を上昇させるのは起動中のみだ。
もちろん起動する為にもトリオンは使われるんだ。
ボーダーが所有するブラックトリガーはその能力も強力だが起動トリオンも大きい。
サンプルが一つしかないが…おそらく死与の天翼もそうだろう」
そうか…それにしても…
「『強引な物であり莫大なトリオンを必要とする』…そんな事ないしな…
しかも翼は飛ぶ為だけじゃないのに…」
「なに?」
あれ?
「トリオンは周りから集めたりも出来るよ。
あと翼は何て言うか…世界と繋がる為の物なんだ。
言ってなかったっけ?」
「初耳なんだけど…」
あ、そっか。俺が自分で調べたのって三日前じゃん。
「なんていうかね…うん…こう…空間にもトリオンが有るんだ」
「マジで!?」
「それを集める事も出来るよ、でも今はだめ。
基地のトリオンを使っちゃうから」
「あ、あぁ…そうだね天使ちゃん」
「あと地球その物にもトリオンがある。
そっちのトリオンを汲み取る時に翼を使うんだ。」
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