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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百話
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ビ科なんだよ?」

キウイ…

「知ってて渡しやがったな…」

「うん、死ぬかと思った」

「稲荷と橙に人払いを頼んでいなければまずい事になっていたな」

「酔わせて襲うとか…なんか、もう…うん」

性欲強すぎない?

「えー?でもいっ君だってこっちが何言っても聞かなかったじゃん」

「姉さんの言うとおりだ」

「人の正気を失わせて何を言うのやら…」

それにしても…

「腹へった」

ホテルについてるって事は橙がスケジュールを渡したって事だ。

で、スケジュール通りならもう皆夕飯は食べた後だろう。

えーっと…現在時刻は…

「……………,…」

ホロウィンドウを出して確認した時刻は零時半。

「ちょっとメシ食ってくる」

「こんな時間にか?」

「居酒屋くらいなら開いてるだろ。二人は寝てていいよ」

束さんと箒は目を見合せ…

「じゃぁ、そうさせて貰おうかな。いい加減眠いし」

「腰も痛いしな」

「そう、御休みなさい」

それだけ言って、ベッドから降り、普段着を量子展開する。

この時間帯だと補導や誘拐される事もあるし耳と尻尾を隠さないといけないのでパレードと認識阻害を使う。

身長180位の目付きの悪い金髪の男に化ける。

「行ってきます」




ホテルから出ると、街灯に照らされて長く伸びた影から奏が出て来た。

まぁ、今日は一人だし、いいか。

「あぁ…さしぶりのシャバだぜ」

「適当な店に入るか」

っと…その前に…

パレードを解除し、今度は同じくらいの身長で、顔にトライバルタトゥーを入れた女に化ける。

「何してんだお前?」

「お前といたらさっきの格好じゃしょっぴかれるの。
今はただでさえ女尊男卑の世の中なんだから」

直江津ではそうでもなかったが、パリのような首都、つまり政治の中枢に近い地域では女尊男卑の傾向が強い。

とは言え昨年東京に行ったときは容姿が容姿なだけに可笑しな連中には絡まれなかった。

女顔で唯一得をしてる事があるならそこだろう。

「面倒くせぇなぁ…人間の男女で優劣なんざねぇだろ。
ISだってその気になりゃぁぶっ壊せるしな」

事実、奏には大千本槍の頸部装甲を破られた。

きっと俺でなければ、オリジナルコアでなければ遅れを取っていただろう。

数百年生きた怪異は伊達ではないらしい。

「仕方ないさ。002以降は姉さんのコアのコピーなんだから。
女にしか反応しないし。今の軍事バランスは女が握ってるのさ」

「ふーん…逆行だな…」

「逆行?」

「今の…『科学』の鉄砲ぶっぱなす戦いじゃねぇ…
たった一人の人間が戦況を変えちまう
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