第16話 こんな事も有ろうかと
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「ぼ、亡命は?」
「向こうで言うんだな」
艦橋へ戻ると、連絡を行う。
「中将閣下、敵船団はエルゴンかシャンプールです」
「少将、どちらだと思うか?」
「恐らくは、より近いシャンプールかと思います」
「よし其方に賭けよう、念のために偵察艦をエルゴンへ送れ」
「御意、今なら未だ間に合います」
「進路。シャンプール」
■エル・ファシル星系近郊
ヤン達の船団がワープを行い通常航行に一旦戻った時、後方3時間の位置にワープアウトが起こった。
「大変です、大規模ワープアウトです」
「どの態度の規模だ?」
「凡そ10000隻程かと思えます」
蒼くなるオペレーター達。
「敵の追撃だ」
「敵の距離は時間で示してくれ」
「約3時間で追いつかれます」
「よし全力で逃げるぞ」
「ああ」
「あと2時間半でワープを行う」
「準備せよ」
敵の近づくがその前にワープを成功させて逃げたが、その後を追うように敵もワープアウトしてきた。
「敵追撃してきます!」
オペレータが悲鳴を上げる。
「もう駄目だ!」
誰かが叫ぶ。
ヤンやラップは落ち着かせる為に気休めを言うがみんながパニックに成りつつある。
「未だ大丈夫だ」
「そうだ、逃げ切れるさ」
オペレーターが更に叫ぶ。
「前方に多数の艦艇、囲まれました!もう駄目ダー!!」
「回り込まれたか」
ヤンとラップが唇を噛む。
2人して思うことは同じで、ジェシカだったそうだ。
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