第16話 こんな事も有ろうかと
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速ヤンとラップがこっ恥ずかしながらJessica.Love21を入れると、モニターに画像が現れた。
特別説明書。リーファ&イブリン謹製。
D−8S起動後は艦船の一切のコントロールが出来なく成ります、白旗は揚げられますけど、上げながら走りまくります。
D−8Sを起動しますか? Yes No
ヤンとラップは直ぐさま逃げることに決めて輸送船に市民を乗せることにした。
ラップが司令所に残ってヤンの待つ最後の船に乗る事に決めた。
ヤンが空港へ着いて、市民に宣言した。
「皆さん、脱出しますよ」
「直ぐさま脱出計画の順番にそって、船に乗って下さい」
「ヤン中尉の指示に従おう」
ヤンの指示避難民が次々に船に乗り込んでいく、病院船には密かにリンチ少将が運び込まれている。
後は最後まで残るヤンとラップ達だ。
ラップ達司令室組は、レーダーでグメイヤにシャトルがドッキングした直ぐ後にD−8S回路を起動させた。エル・ファシル全域から、軌道上のグメイヤや無人にしてある各艦に信号が送られた。
■戦艦グメイヤ
グメイヤに到着した、ジョイス准将達は早速艦橋へ向かい、エンジン起動させ発光信号で降伏しようとしたが、全くコントロールが効かなく成っていた。
「どうしたんだ。動かんぞ!」
「自動操縦にスイッチが入っています」
「直ぐに解除しろ」
操縦オペレーターが解除しようとするが、コマンドを受け付けない。
「駄目です。コマンドを受け付けません!」
「発光信号と無電はどうだ?」
「ロックがかかったままです!」
「なんだと、リンチの仕業か!」
「不味いぞ、シャトルで他の艦へ向かおう」
そんな話をしている間に、グメイヤ以下の艦船が発進し始めた。
「閣下、艦が動いています!」
「なんだと!」
「それも全速力です、シャトルでの脱出可能速度を超えています!」
「なんだと!」
「してやられた、奴ら此を考えていたのか!」
ジョイス准将の頭にはヤンやラップが笑っている姿が浮かんでいて、怒りを覚えるが完全な逆恨みである。
グメイヤ以下200隻の艦艇が包囲下の敵艦隊の隙間を縫うように逃げまくる、グメイヤでは何とか連絡を付けようと頑張っているが全く手が付けられない。一隻又一隻と無人艦が撃沈されていく、その爆炎を見てジョイス准将達は震えまくる。
「助けてくれ!!」
「准将があんな事をするからだ!」
「なんだと貴様も賛成しただろう!」
「ふざけんな!!」
艦内口論の後で殴り合いが始まった。
■エル・ファシル
ヤンとラップが敵艦隊がグメイヤ以下を追撃して一時的に包囲を解いた瞬間を狙って、ヤン達はエル・ファシルを出発した。ヤンとラップは最後の船でエル・ファシルを脱
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