EATING 8
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れるような気がした。
「おお!成功したな、やっぱりオミテッド・トリガーなら大丈夫だったな」
なんだそれ?
「オミテッド・トリガー?」
「後で説明する。さ、林道さんの所に行こうか」
「あ…羽が無い…」
「あ〜…悪いけどトリガーってそういう物なんだ…」
「靴置いて来たんだけど」
なんでこのトリガーは靴『だけ』ないの?
「あ…ほら」
迅がしゃがんだので背中に乗る。
「行こうか」
俺は迅に連れられてテントに向かった。
中では林道さんが書類を書いていた。
その隣にはふてくされた小波が居た。
「あー!迅さんずるーい!」
「おー?来たか。取り敢えず小波には謹慎三日と減俸60%しといたから」
減俸六割って…
「天使ちゃん、ボーダーは衣食住は提供してくれるからね、心配は無いさ」
まるで軍隊だ。
「じゃぁ減俸九割位でよくない?」
「な!翼あんたねぇ…」
小波がこちらに何か言おうとしたのでそっぽを向いておいた。
「まぁ大方小波がなんかやったんだろ。詳しくは聞かないよ。他に何かあるか?」
「オミテッド・トリガーって何?」
「ああ、それね。戦わない人用の武装が無いトリガーだよ。
あ、換装解いたら換装する前の格好だから、ちゃんと服着ろよ」
「わかった」
「えっと…服取りに行こうか」
テントから出て迅はシャワー室に向かう。
男子シャワー室から忍田さんが出てきた。
「迅!貴様堂々と女子シャワー室に入ろうとは何を考えている!」
「あ、忍田さん…いやね」
「落ち着いて忍田さん、今回迅はわるくないよ」
「翼君?」
「小波が天使ちゃんを女子シャワー室に連れ込んで不貞を働いたんですよ。
で、小波は減俸と謹慎を言い渡されて俺達は天使ちゃんの服を取りに来ただけです」
「そうかなら早く済ませろ」
「なんで忍田さんは迅達みたいな服じゃなくてスーツなの?今シャワー浴びて来ただけでしょ?」
「今から市長達と会議だ。俺と城戸さんが出席。林道さんは書類処理だ」
「あー…頑張ってください忍田さん」
迅がすごく気の毒そうに忍田さんに行った。
その後服を取ってテントまで送ってもらった。
「天使ちゃん。朝食はどうする?持ってこさせようか?」
「いや、わるいよ」
「じゃぁ待ってるから」
そう言って迅はテントから出ていった。
「トリガー……クローズ」
『<オミテッド・トリガー起動終了>』
『<トリオン体を解除します>』
換装を解くと裸だった。
「早く着替えないと」
迅に悪いしね。
俺はそそくさと着替えてテントを出た
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