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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第4話
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溜息を吐いて呟いたミシェルの説明が気になったクルトはミシェルに訊ねた。

「まず”匠王”についてだけど……”匠王”ウィルフレド・ディオンはメンフィル帝国と親交がある異世界にある工匠都市―――”ユイドラ”の領主で、ゼムリア大陸では最高峰の技術者と謳われているわ。」

「ちなみに”工匠”って言うのは”あらゆる分野の技術者”の事よ。それとこれは余談になるけど”匠王”の娘達―――セティちゃん達も”特務支援課”に所属していた事もあったわ。」

「ええっ!?リィン教官に加えてその”匠王”って人の娘さん達も”特務支援課”に所属していた事があるんですか……!?」

ミシェルとエオリアの話を聞いたユウナは驚き

「”あらゆる分野の技術者”という事は例えば、武具の技術だけでなく薬等の他の技術も同時に修めているという事でしょうか?」

「ええ。実際D∴G教団事件ではグノーシスの解毒薬もセティちゃん達が作った事がある上ロイド君達の武装も作った事があるし、アルティナちゃんの傀儡―――クラウ=ソラスだっけ?アルティナちゃんがリィン君達に引き取られて以降、クラウ=ソラスのメンテナンスはセティちゃん達が担当している話を聞いた事があるわ。」

「クラウ=ソラスの………」

「し、しかもあの”グノーシス”の解毒薬を作ったって……!」

「”工匠”という存在はとてつもない技術者である事は間違いないようだな。」

ミュゼの疑問に答えたエオリアの説明を聞いたアルティナとユウナがそれぞれ驚いている中、クルトは真剣な表情で呟いた。

「それとこれは余談だけどこっちの世界のアルティナちゃんはセティちゃん達が作った”成長促進剤”のお陰で身体が普通の人間のように成長しているらしいわよ♪」

人造人間(ホムンクルス)のわたしがユウナさん達のように身体的な成長を………あの。その”成長促進剤”とやらを開発した方々は今、どちらにいらっしゃるのでしょうか?できれば、わたしもその”成長促進剤”を入手したいのですが……」

「君な……今はそんな事を聞いている場合じゃないぞ……」

「ふふ、特殊な事情をお持ちの為今後の身体的な成長を期待する事が厳しいアルティナさんがこちらの世界で実際に身体的な成長をしているのですから、自分も身体的な成長をする為に手に入れたくなる事は乙女として当然の事かと♪」

エオリアの話を聞いて驚いた後興味ありげな様子で聞いてい来たアルティナの行動に冷や汗をかいて脱力したクルトは呆れた表情で指摘し、ミュゼはからかいの表情で答えた。



「ハハ、幸い”匠王”の娘達は今もこのクロスベルにいるから、時間が出来た時に会いに行けばいいんじゃないかい?あの娘達だったら、事情を話せば販売してくれると思うよ。」

「へ………その、”
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