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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第4話
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が無いからその伝位の状態の話なだけで、実際のリィン君の実力は”鬼の力”無しでも”皆伝”――――”剣聖”クラスと同等よ。」

「きょ、教官があのアリオスさん―――”風の剣聖”と同じくらいの強さって……!」

「しかも”鬼の力”も使わずにそのレベルという事は”鬼の力”を解放すれば一体どれ程の戦闘能力になるんだ……?」

「ふふっ、こちらの世界の教官は更に魅力が増していますから、ますますこちらの世界の私が羨ましいですわ♪」

「ミュゼさん、論点がズレていますよ。………それにしても、”七日戦役”での教官の戦功の件を聞いて疑問が出て来たのですが……教官と旧Z組は敵対関係だったにも関わらず、何故旧Z組のメンバーであるアリサさんと教官は婚約関係を結んでいるのでしょうか?」

異なる世界のリィンの強さが自分達が知るリィンより遥かに強い事にユウナとクルトは信じられない表情をし、異なる世界の自分を羨ましがっているミュゼに呆れた表情で指摘したアルティナはある事を思い出して戸惑いの表情で訊ねた。

「アタシ達も詳しい経緯は知らないけど、さっき説明した”七日戦役”での和解条約によって灰色の騎士の坊やを含めたエレボニアの内戦に介入して内戦を終結させる為にメンフィル帝国が結成した精鋭部隊――――”特務部隊”が旧Z組と一緒に内戦終結の為に約2週間くらい一緒に行動していたから、その間に仲良くなったのじゃないかしら?何せ灰色の騎士の坊やの”たらし”な性格に関してはそちらの世界の灰色の騎士の坊やと同じだと思うしね。」

「………確かに、教官の”あの性格”を考えれば納得ですね。」

「というか特に”そっちの方面”に関してはとんでもない無自覚かつ鈍感で、そんな性格でありながら二人も恋人がいる事自体が”奇蹟”のような状況なのに、たった2週間で敵対関係だったアリサさんを落として婚約関係にまで発展するって、こっちの世界の教官はあたし達が知っている教官の予想斜め上な性格をしているのかもしれないわね。」

「ふふっ、それと罪深い性格をしていらっしゃっている所に関しては私達がよく知っている教官と同じみたいですわね♪」

「ふう……少なくても、今までの話から推測するとこちらの世界の教官は良くも悪くも”あらゆる意味”で僕達の世界の教官より”上”である事はよくわかったな……」

苦笑しながら答えたミシェルの答えを聞いた瞬間冷や汗をかいて脱力したユウナとアルティナはジト目でリィンの顔を思い浮かべ、ミュゼは小悪魔な笑みを浮かべ、クルトは呆れた表情で溜息を吐いた。



「何だか色々と話が逸れちゃったから話をメンフィル帝国の件に戻すけど………メンフィル帝国を介さないと”匠王”達やセリカ達に協力を頼む事も厳しいのよね。」

「その方達は一体どのような方達なのでしょうか
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