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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第4話
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最強”である二人の人物が味方の勢力に寝返っている、もしくは既に死亡していますものね。」

エオリアの話を聞いて更なる驚愕の事実を知ったユウナは驚きの声を上げ、クルトは疲れた表情で呟き、ジト目で呟いたアルティナの推測にミュゼは苦笑しながら同意した。



「ちなみにその”鋼の聖女”なんだけど、あたし達の世界ではあんた達の学校の”分校長”を務めているらしいよ。」

「………………………」

「あの”鋼の聖女”が第U分校の”分校長”に………」

「レンさんの件といい、こちらの世界の第U分校の教官陣は相当カオスな事になっていそうですね。」

「ふふっ、そうですわね。ちなみに私達の世界の分校長はオーレリア将軍閣下ですが……こちらの世界の将軍はどのような立場なのでしょうか?」

リンの話を聞いたユウナは驚きのあまり口をパクパクさせ、クルトは信じられない表情をし、アルティナはジト目で呟き、ある事が気になったミュゼはミシェル達に訊ねた。

「あら、そちらの世界の”黄金の羅刹”はそんな事になっていたの…………アタシ達の世界の”黄金の羅刹”は既に”戦死”―――死亡しているわ。それも”七日戦役”でのメンフィル帝国との戦闘によってね。」

「な―――――」

「ええっ!?あ、あの分校長が”戦死”!?」

「それも、”七日戦役”でのメンフィル帝国軍との戦闘によって、ですか。」

「あの化物を殺せるなんて、正直信じられないのですが………」

ミシェルの話を聞いたクルトとユウナは驚き、ミュゼは真剣な表情で呟き、アルティナは困惑の表情を浮かべた。

「その”化物”の上を行く”化物以上の存在”がゴロゴロいるのがメンフィル―――いえ、異世界なのよね………ちなみに、これは余談だけどその”七日戦役”で”英雄王”の右腕にしてメンフィル帝国の古参の将軍――――”空の覇者”ファーミシルス大将軍が貴族連合軍側に協力していた”騎神”を生身かつ単独で撃退した事がある上、最近では昨日行われた結社によるハーメル村での”実験”の際に灰色の騎士の坊やを含めたメンフィルの使い手達があの血染め―――いえ、”紅の戦鬼”シャーリィ・オルランドを討ち取ったわ。」

「え……………」

「ええっ!?き、教官があの”紅の戦鬼”を……!?……………」

「しかもその”空の覇者”という人物は生身かつ単独で”騎神”を撃退できるほど戦闘能力が高いのですか………」

「それに”昨日行われたハーメル村での実験”という事はこちらの世界の”今”は、最初の”特別演習”の最終日だったのか………ユウナ?どうかしたのか?」

疲れた表情で溜息を吐いた後説明をしたミシェルの説明を聞いたアルティナは呆け、ユウナは驚きの声を上げた後複雑そうな表情をし、ミュゼと共に真剣な表情を浮か
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