異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第4話
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なるほど。もしかしたら、”国と言う規模”で魔法技術を扱っているメンフィル帝国ならば、”大イナル黄昏”への対抗策や無力化する方法、エレボニア帝国に根付いている”呪い”を何とかする方法を知っている、もしくは開発する事も可能だとミシェルさん達は予想していらっしゃっているのですね?」
「ええ。そこに加えてメンフィルは”全ての種族との共存”を目指す事を公言しているだけあって、様々な異種族がメンフィル帝国に住んでいたり、協力関係を結んでいるわ。例えばゼムリア大陸にとっては空想上の存在であるエルフや妖精、獣人や悪魔、それに天使とかね。」
「そんなにも多くの異種族達が”メンフィル帝国”という国によって、共存しているのですか………」
「エルフや妖精、獣人とかはまだわかるけど、普通に考えたら争う関係の悪魔と天使が共存しているってどうなっているのよ……」
「ですが、様々な異種族達が協力関係を結んでいるのですから、”呪い”の類への対抗策等もありそうですね。」
ミュゼの推測に頷いて説明したミシェルの答えを聞いたクルトは驚き、ユウナは疲れた表情で呟き、アルティナは真剣な表情で呟いた。
「更にメンフィルの使い手達の中には当然魔術関係に秀でている使い手もいて、その中には魔術一つで”軍”を壊滅に陥らせる程の被害を与える”戦略級魔術”や”神”を戦場に召喚して、その召喚した”神”に自分達の敵全てを殲滅できるような使い手もいると聞いているわ。」
「ええっ!?魔術一つで軍を壊滅に陥らせるどころか、神様を戦場に召喚して神様の力で殲滅するって……!」
「……少なくてもローゼリアさんやクロチルダさんをも遥かに超える魔道の使い手なのでしょうね、そのメンフィルの魔道の使い手の方々は。」
ミシェルの説明を補足したエオリアの話を聞いたユウナは驚き、ミュゼは真剣な表情で呟いた。
「魔法技術の件で気づいた事があるけど……メンフィルは自分達の世界とこのゼムリア大陸を繋ぐ転移門を管理しているらしいから、それを考えると、あんた達が自分達の世界に帰還する為にはメンフィルの協力も必要になってくると思うよ。」
「あ………」
「なるほど……世界間の移動を既にしているから、可能性はありそうですね。問題はその技術が並行世界への移動かつ時間移動にも応用できるか、か……」
リンの推測を聞いたアルティナは呆け、クルトは真剣な表情で頷いた後考え込んだ。
「その件だけど………並行世界はわからないけど、時間移動だったら”時”を自由自在に操れる上過去、未来と言った”世界の時間移動”までできる能力を持つ人物が実は遊撃士協会に所属しているから、時間移動に関してはその人物に頼めばいいだけだからアタシ達はあんまり問題にしていないのよねぇ……」
「ええっ!?と、”時”を
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