異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第4話
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してきたユウナの質問にエオリアが苦笑しながら答えるとユウナ達は石化したかのように固まり
「えええええええええええええええっ!?な、なななななな、何なんですか、その滅茶苦茶な婚約者の人達は〜〜〜〜!?」
「精霊の女王や竜族の姫君を婚約者にする事自体が信じられないのに、魔王と女神を同時に婚約者にするとかこの世界のリィン教官は一体どうなっているんだ……?」
「……というかその教官の婚約者達がいれば”黒キ星杯”でわたし達の前を阻んだ人達全員を無力化できる上”黒き聖獣”やエレボニアの”呪い”も何とかできるような気がするのですが。」
「クスクス、そのような超越した存在に愛されるなんてどうやらこの世界のリィン教官は殿方としてとても魅力的な方なのでしょうね♪」
我に返ったユウナは驚きの声を上げ、クルトは疲れた表情で呟き、アルティナはジト目で推測し、ミュゼは小悪魔な笑みを浮かべた。
「話を戻すけど………問題はさっきリンが言っていた帝都での夏至祭以降に次々に起こる大事件を何とかする事でしょうね。そしてそれらの大事件を未然に防ぐ為にはどう考えても、メンフィル帝国の協力が鍵になってくるわ。」
「”メンフィル帝国”……エレボニアを2度も敗戦させ、こちらの世界の教官の祖国でもある異世界の大国ですか。何故、そのメンフィル帝国という国の協力が鍵となってくるのでしょうか?」
ミシェルの話を聞いてある事が気になったクルトはミシェルに訊ねた。
「さっきも説明したように異世界―――”ディル=リフィーナ”はゼムリア大陸にとって空想上の存在がいる事もそうだけど、実際に”ディル=リフィーナ”に行ったことがあるゼムリア大陸出身の人達の情報から推測すると”ディル=リフィーナ”は科学技術が発達しているゼムリア大陸と違って、魔法技術の方が発達しているっぽいなのよ。」
「当然魔法技術の中には”魔術”――――戦術オーブメントを使わずに魔法を放つ技術もあるよ。星見の塔でもエオリアがあんた達と一緒に戦った手配魔獣に止めを刺す前に放っていただろう?」
「あ……っ!」
「あの時の頭上から光を降り注がせる魔法か……確かにあのような魔法は少なくてもARCUSUでは存在していないな……」
「という事はエオリアさんはエマさんや”蒼の深淵”のような事ができるのでしょうか?」
「う〜ん……私達はその人達の魔術を見た事がないから何とも言えないけど、少なくても魔術の体系は異なるはずよ。異世界の魔法なんだから。」
ミシェルとリンの話を聞いて星見の塔での戦いを思い出したユウナは声を上げ、クルトは静かな表情で呟き、アルティナに訊ねられたエオリアは苦笑しながら答えた。
「魔法技術が発展している………――
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