第十二幕その七
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「僕には」
「まあ言っても今はわからないね」
「先生の場合は」
「けれどここは私達の言う通りにして」
「すぐに神戸に戻られるけれど」
「特急に乗ってるしね」
だから余計に速いです、奈良から神戸までの特急に乗っているので本当にすぐに着く様になっているのです。
「すぐに着くから」
「じゃあいいわね」
「神戸に着いたら日笠さんのお家に行くの」
「その足でね」
「じゃあメールで日笠さんに連絡するよ」
携帯を取り出した先生でした。
「これからね」
「うん、そうしてね」
「神戸に着いたらまた連絡するってね」
「お土産を贈りたいからお邪魔したい」
「そうね」
「そうするね」
先生も頷いてです、電車の旅に本格的に入りました。皆でサンドイッチとフルーツと赤ワインのお弁当を楽しみながらです。
そのうえで神戸に戻りました、そうして日笠さんにまた連絡をしますと。
「すぐに返信が来たよ」
「よし、いい感じだね」
「流石日笠さんね」
「ナイス反応」
「じゃあ日笠さんのお家に行って」
「そうしてね」
「うん、お邪魔してね」
そしてと答えた先生でした。
「後はね」
「お土産を渡そう」
「全部ね」
「そうするんだよ」
「絶対に」
「わかったよ」
「荷物は僕が持つから」
老馬は自分の背中を見つつ先生に言ってきました。
「背中に置いて」
「僕も持つよ」
「だから多い荷物でも問題ないからね」
オシツオサレツも二つの頭で先生に言います。
「だからね」
「すぐに行こう」
「僕の背中も使っていいよ」
ガブガブも言ってきます。
「先生が重いならね」
「こうしたことも考えておいたから、僕達で」
ジップも背中を見せています、自分の背中も使ってというのです。
「日笠さんのお家に行こうね」
「先生の助けになることなら何でもするからね」
チーチーは手に持つと言っています。
「僕達が傍にいる限り」
「過保護かしらとも思うけれど」
ちょっと笑って言ったダブダブでした。
「先生放って置けないのよね」
「こうしたことは特にね」
「先生は立派な紳士だけれど」
チープサイドの家族もこうお話をします。
「苦手なことは全然駄目だから」
「僕達でカバーしてあげないとって思って」
「先生って変なことで頼りないところがあるのよね」
ポリネシアの言葉と目は困った様でそれでいてとても暖かいものでした。
「だから余計に魅力的で」
「助けてあげようって思うんだよね」
トートーの言葉と目もとても暖かいです。
「僕達の方がずっと助けられているけれど」
「だから先生いいね」
最後にホワイティが先生に言いました。
「今から日笠さんのところに行きましょう」
「皆どうして助けてくれるのか
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