─ナミの心象U─
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好奇心をアキトが有していることを知った瞬間である。
このタイミングで知ることができて嬉しいような悲しい気分である。
その後も怒涛の急展開の連続であった。
B・Wからの追っ手との邂逅。
蝋人形にされたゾロとビビ、ブロギーさんの3人。
何故か笑い転げているルフィ。
必要な情報だけを聞き出した後に相手をズタボロにするアキト。
思った以上に容赦がなかった。
まあ、こんな状況だ。
わざわざ敵の長ったらしい話を聞き続ける理由はないだろう。
こういうアキトの敵に対して容赦の無い性格は好感が持てる。
敵に安易に自分達の情報を与えることは愚行であると言わざるを得ないことをアキトは分かっている。
アキトの意見に全面同意だ。
やはりアキトはとても強く、敵を即座に無効化していた。
むしろ敵が可哀想になる程のレベルの差である。
というかアキトの悪魔の実の能力は強すぎではないだろうか。
現状アキトの能力を知っている身である私もアキトの能力の突破口が思いつかない。
敵2人を瞬く間に一掃したアキトは眼前の燃え盛る業火の中に突入している。
最早何でも有りか。
こうしてアキトはゾロとビビ、ブロギーさんの救出に成功した。
救出したビビの頭をアキトが優し気な様子で撫でられていることにどこか落ち着かなかったが何の問題もない。
ビビは心なしか嬉しそうであった。
この感情がもしかして嫉妬なのであろうか。
この気持ちの正体はまだ私には分からない。
だがビビに対して一瞬でも妬ましい感情を抱いたことは否定できない。
この理解できない不思議な感情の正体が分かる日が私に来るのであろうか。
うーむ、分からない。
わざとらしく清々しいまでの変わり身を見せるアキトの頬をつねりながら私は考えていた。
以外とアキトの頬は柔らかかった。
そして最後の敵であるMr.3は復活したルフィとゾロ、ブロギーさんのいじめとも言える総攻撃で即撃破された。
言わずもがなボロカスである。
こ れ は ヒ ド イ。
敵が哀れ過ぎる。
同情などは決してしないが。
リトルガーデンを無事脱出した私達。
相変わらずアキトはあの超巨大金魚の前でも平常運転であった。
アキトのこの超然としたまでのリアクションの薄さはどこから来るのだろうか。
ここまでくると尊敬の念まで覚えてしまう。
私は先程と同じ様にアキトの頬をつねり、リトルガーデンでの疲れを癒すことになった。
だが私の意思とは無関係に私の体は崩れ落ちた。
突如、私の体を酷い倦怠感と高
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