─ナミの心象U─
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やはりアキトの腕の中で眠るのは何か言葉では表せない安心感がある。
大きな包容力というか、無償の心の安らぎ場であるというか何というか。
ただ今はこの逞しい胸板で疲れを癒したい気分であったのだ。
とても良い夢が見れそうである
勿論、寝た振りであるが……
その後王女ビビを救出すべくゾロに貸していた10億ベリーを脅迫材料にゾロに命令したがアキトに引かれてしまった。
地味にショックであった。
▽▲▽▲
古代の生物と生態系が今なお残るリトルガーデンに辿り着いた私達。
一人、また一人と船を降りていく。
このままでは私とウソップの2人だけになってしまう。
まずい。
これは非常にまずい。
見れば同じように船から降りようとしているアキトの姿が。
ウソップと阿吽の呼吸にてアキトを強く引き止める。
本人は目の前の島に上陸することを望んでいたが私とウソップには後がないのだ。
故に引き止める、全力で。
私は蜜柑、ウソップは嘘の創作話でアキトをこの場に留めようとした。
結果、アキトが先に折れこの場に残ってくれることになった。
やり切った。
私とウソップの大勝利である。
その後はウソップの嘘話を終始無視し、アキトの傍で本を読んだ。
アキトもベルメールさんの蜜柑を気に入れてくれたようだ。
素直に嬉しい。
ウソップはまだ壊れたラジカセのように口を動かしている。
アキトも私も無視、無視である。
その塩対応にウソップが苦言を申し立てるがこれまた無視。
アキトは口では謝っているが罪悪感を感じている様子は皆無である。
どうやらアキトも私と同様かなりイイ性格をしているようだ。
だがそののほほんとした遣り取りも長くは続かない。
リトルガーデンには巨人がいることが発覚したのだ。
私がその事を思い出すのと巨人であるブロギーさんが現れるのは同時であった。
たまらず悲鳴を上げアキトに抱き付く私とウソップの2人。
変わらず動じることはなく、平常運転のアキト。
その胆力を少しでも私に分けて欲しい気分である。
聞くところによるとブロギーさんは酒を所望の様子。
アキトはこの言葉を島への探索の口実に使えると考えたのか快くブロギーさんの歓迎を受けることになった。
私とウソップは為す術もなくそんなアキトの両腕に抱き付き、ブロギーさんの後を付いて行くことしかできなかった。
心なしかその時のアキトの表情は生き生きとしていた気がする。
リトルガーデンを探索することができて嬉しいのだろうか。
年齢に見合った
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