─ナミの心象U─
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ルフィが食われた。
それも特大の鯨に。
何故、偉大なる航路の入り口に鯨がいるのだろうか。
私達は案の定メリー号ごと喰われることになった。
それにしてもアキトは達観し過ぎていると思う。
皆が驚きを隠せない中アキトは?気に現状を客観的に分析していたのだから。
アキトの有する能力が強力であることは知っているが、アキトにはもう少し緊張感を持って欲しいと思う。
その後双子岬の灯台守であるクロッカスさんと出会うことになった。
この鯨、ラブーンが抱える事情を知ることにもなる。
この鯨が抱える執念とも言える狂気の行動に誰もが言葉が出てこなかった。
そんな中ラブーンの改造された胃袋の扉を突き破りルフィが現れる。
謎の2人組を連れて。
そいつらはラブーンの胃袋に穴を開けることを画策。
だがアキトが砲弾を能力により無効化することで事無きを得た。
分かっていたが何とも強力で便利な能力なのだろうか、アキトが有する能力は。
完全にクロッカスさんの飛び降り損であった。
▽▲▽▲
歓迎の町・ウイスキーピークに到着した私達。
熱烈なまでの歓迎を受けた私達は船を岸に停泊した。
敢えて言わせてもらおう。
ウイスキーピーク、実に怪しい。
いや怪し過ぎる。
何処の島に海賊を大々的に歓迎する町があるのか。
ここまで怪し過ぎさが全開であると逆に尊敬してしまう。
見ればアキトも呆れたような表情を浮かべている。
無論、ゾロも気付いている。
ルフィ達は呑気に肩を組み町へと繰り出していった。
サンジ君も女の子に釣られ、鼻の下を伸ばしながらその場から離れていった。
見ればアキトもサンジ君の様子に呆れるしかないようだ。
サンジ君……
怪しい町ではあるがただで酒と料理を食べることができるのは素晴らしい。
万が一の事態に陥ってもアキトの傍にいれば問題はないだろう。
そのアキトだが見れば複数の女性に囲まれていた。
本人は全くデレデレなどしていなかったが。
うーむ、何か気に食わない
私はアキトの傍に即座に向かう。
酒の影響もあるのか少々大胆になっているのかもしれない。
此方に話し掛けるアキトに酒を飲ませ、肩を強く引き寄せる。
困惑するアキトに私の飲みかけのジョッキを押し当てる。
私のこの何とも言えない気持ちを受け取れ、アキト!
この遣り取りを繰り返すこと数分。
私とアキトもかなり酒で出来上がっているのだろう。
私は泥酔と見せかけてアキトの胸に飛び込み、眠りについた。
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