暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十七話
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
ように滑らかな肌がへこむ。
ある程度つついていると…
「にぃ…」
と煩わしそうに寝返りを打ち、体を丸めた。
「おっと…」
膝の上から落ちそうになったのを箒が対物障壁で支える。
箒が窓際の席へ移動し、空いた箒と刀奈の間の席に一夏を下ろす。
「おりむぅって赤ちゃんみたいだね」
「赤子と言うよりは仔猫だな」
本音と箒の言うとおり、一夏が体を丸めて眠る姿には庇護欲がそそられる。
このコンパートメントの中心は、間違いなく一夏だった。
『一夏を好く者は多い方がいい』
箒はソレを見ながら、そんな事を思っていた。
『なにかあった時。一夏を繋ぎ止める鎖』
それこそ、一夏を最も近くで見てきた箒が求める物だ。
一夏は、箒の目の前で、預り知らぬ所で、幾度となく死しては甦っていた。
一夏は、箒や千冬や束には、気づかれていないと思っている。
だが…
『お前のメティス・サイトが弱まる時。
私達は、どうしようもなく不安になる…』
その小さい体の持ち主の異能。
それが弱まるとはすなわち…
「一夏……私達を置いていくなよ…」
その一言を聞いていたのは、猫座の少女だけだった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ