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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十六話
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エレン、リム、円香は興味津々で氷の珠で遊び始めた。

残りは箒を除いて無言だった。

「一夏、今のどうやったの?」

「今のは何も無いところから水を生んだ訳じゃない。
このコンパートメントに漂う水蒸気をかき集めただけだ。
箒、窓開けて、触らずにね。CADは使っていいよ」

箒が窓に手を向けると、窓が独りでにあいた。

「わ〜…もっぴぃもサイキッカーなの?」

「もっぴぃと言うのをやめろ。
あとサイキックではなくこれも魔法だ。
まぁ、サイキックと言っても間違いではないのだがな」

「一夏君。説明おねがい」

はいはい。

「俺達が使う魔法は、超能力研究の終着に位置する科学だ。
超能力を万人に使えるように体系化したのが俺や箒が使う魔法。
だから俺達がやる事は科学的に筋が通っているんだ」

「でも水を集めるにはエネルギーが必要なはず。
その運動エネルギーはどこからきたの?」

さすが簪、鋭い。

「俺達の魔法は、情報を書き換える事で発動する。
俺達が住む物質界とはべつの情報世界イデア。
そこにある個々の物体の情報体エイドスを書き換える事で、その情報と物質の相互作用で俺達は任意の現象を引き起こす。
さっきのもそうやって水を集めたのさ」

「「「?」」」

「お前ら重力の空間モデルは知ってるか?」

ポケットからハンカチを出し、広げ、空中に四隅を座標固定して浮かせる。

「これが宇宙な」

そして、開いた窓から入ってくる空気の水蒸気を集め、球を複数創る。

「これが星とかの物体」

一番大きい球をハンカチの上に置く。

するとそこを中心にへこんだ。

「この凹みが重力…つまり質量による空間の歪みだだ」

そこへ小球を転がすと、凹みへ向かっていく。

「コレが重力の仕組みだ。
一方俺達がやっていることを簡単に再現するとだな」

全ての球を浮かせる。

「ようするにこういう事だ」

中心を裏から引っ張る。

球を落とせばもちろん引っ張った所へ。

「コレが俺達だやったことさ」

ハンカチをしまい、作った水珠を凍らせて、エレン達へ渡す。

「ようするに、俺達はアカシックレコードの現象に関する欄を好きなように書き換えられるって事さ」

「おりむぅ、日本語話してよぉ…」

「これは口で行っても伝わらんからなぁ…
あぁ、そうだ。例えば『このエリアに入った物を減速させる』っていう風に空間の情報を書き換えたらバリアになるぞ」

「む?そんな面倒な事などせずに対物障壁を…」

「分かりやすく説明してんだから静かに」

「むぅ…」

箒が重力制御をつかい、俺を持ち上げ、自分の膝の上にのせた。

「今のは重力を
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