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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第九十六話
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想子弾を目の前で弾けさせる。

「ふやぁ!?な、なに!?」

「円香の前でそういう話をするんじゃない」

「そーゆーはなし?」

ほらみろ…

「なんでもない。お前にはまだ早い」

「無知シチュ…」

もう一発。

「ふゆぅ!?」

そこで一両の列車がホームに入ってきた。

「ほら、俺達が乗る便だ。邪魔になるからさっさと乗るぞ」












「マジか」

車内に入ると、個室に別れていた。

「ホグワーツ特急みたいだ」

「ハリー・ポッター?」

隣の簪が俺の呟きに応えた。

「うん」

えーっと、一つのコンパートメントに…六人か。

俺、簪、刀奈、箒、束さん、姉さん、円香、本音、虚さん、エレン、リム、ヴィッサリオン、フィグネリア、柳韻さん、奥さん、楯無。

計十六人。

「一夏、入ろ」

「ん。わかった」

簪、本音、箒、円香、エレン、リムと同じコンパートメントに入る。

「もう一人行けそうね」

と刀奈が乱入してきて、八人になった。

「いや、六人だぞ」

すると窓際にエレンとリム、隣に簪と本音、対面の窓際に円香、隣に箒、刀奈が座った。

「ほら満杯じゃねーか」

とコンパートメントを出ていこうとした時…

ガシッと刀奈に腕を掴まれ、後ろに引っ張られた。

そのままぽすんと刀奈の膝に乗ってしまう。

「ほら、入ったでしょ?」

ジーザス。

汽笛が鳴り、列車が発進した。

「にしても軽いわねー…っていうか軽すぎない?
ちゃんと食べてるのかしら?」

と刀奈が俺の体をまさぐる。

「おい手付きがアウトだ」

「んー?こんなに筋肉があって軽い筈は…」

トゥワイス・グラビティ、ディキャスト。

飛行術式、ディキャスト。

「あら?」

「お前がさっき引っ張った時咄嗟に飛行術式を使ったんだ」

「魔法かしら?」

「そう言うこと」

「おねーちゃん魔法使えるの?」

と斜め前からエレンが質問した。

「できるよ」

片手をエレン達へ掌を向けて掲げる。

「水よ、世界を舞う水よ。我の前に姿を顕せ」

手の上に徐々に水が発生する…ように見える。

やがて水は大きめのビー玉程の大きさになった。

「すごいすごーい!」

とエレンは目を輝かせ、リムは無言で水の珠を見ていた。

「水よ、その形を顕せ」

水が少しずつ少しずつ凍っていき、やがて氷の真球となった。

ソレをふよふよとエレンの方へ向かわせる。

「エレン、手を出せ」

エレンが手をお椀の形にしたので、その上にゆっくりとおろす。

「わっ…つめたい…
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