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とある3年4組の卑怯者
129 極悪人(ゆるされざるもの)
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上げた。堀内の顔に引っ掻いた跡ができ、堀内の眼鏡もずり落ちた。
「この、クソ女・・・!!」
 笹山は次に堀内を体重をかけて突き倒し、堀内の左頬に噛みついた。
「いて!この、放せ!!」
 堀内は必死で笹山を放そうとした。しかし、バットを持った腕も反対の腕も笹山の手によって掴まれて動かす事ができない。
(なんでこんなにボコボコにした女にやられなきゃいけねえんだよ!!)
 堀内は笹山に頭突きするなりしてもがいた。その時、山口の子分が来た。
「あ、堀内!!」
 山口の子分は横須達を切りつけた鋸で笹山の頭を切った。笹山は強く痛みを感じたが、それでも噛みついている口を放さなかった。
「この野郎!!」
 子分が笹山の足を掴むと鋸で切ろうとした。笹山が足を切られる痛みに耐えようとする。そして足をじたばたさせた。

 リリィは藤木にビンタした。
「その気持ちは分かるけど、笹山さんも助けてもらっても藤木君が傷ついたら余計に悲しむわよ!それに私は卑怯な事させようと思ってないわ!私が代わりに助けに行ってあげるから!!」
「でもそうしたらリリィが危ないじゃないか!」
「そうだけど、私だって藤木君に傷ついて欲しくないもん!!」
「じゃあ、どうすればいいんだ!?」
 その時、その会話を聞いていた者が二人に話しかけてきた。
「藤木君、僕が助けに行くよ!!」
「西村君・・・!?」
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