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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第656話】
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かな、織斑君が相手で格闘戦相手の立ち回りが見えた気がするよ」
「そっか。 負けても良いなら他の代表候補生に挑んでみろよ。 皆俺より強いからさ」
ヒルトの言葉に、小さく頷く成樹。
「そうだね。 ……ヒルト、僕は必ず君の背中を守れるぐらい強くなるからね」
「ははっ、何だよ改まって。 俺なんか直ぐに追い抜かれるし、目標は俺の背中じゃなくモンド・グロッソ優勝まで目指そうぜ」
「ふふっ、そうだね。 ……だけど、僕は昔から君に助けてもらってばかりだったから。 今度は僕が助ける番だから」
決意に満ちた表情に力強い眼差し、ヒルトは拳を差し出すと。
「……なら頼んだぜ、親友」
「……勿論だよ、親友」
コツン――互いの拳を重ね合わせたヒルトと成樹。
成樹の初日は華々しい勝利で飾る結果となった。
「わわんっ(お肉美味しいわんっ)」
寮の外で、いぬきちは晩御飯のお肉を平らげるのだった。
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