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ハルケギニアの電気工事
第21話:足りない材料はリゾートに行って!?
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のようです。速度を落としながら近づいていくと、風竜が2頭上がってきました。話が出来る距離で一旦停止します。

「こんにちは。以前お世話になりました、ゲルマニアのアルバート・クリス・フォン・ボンバードです。アルメリアさんはいらっしゃいますか?」

「良く来たな。私はザイターンだ。我々は君を歓迎する。アルメリアは家にいるはずだから、以前のように村はずれの草原に着陸して集落に入ってくれ。」

「有り難うございます。それでは着陸します。」

 『ヴァルファーレ』に指示して、前回着陸を許された草原に着陸します。『ヴァルファーレ』から降りて、足に着けたロープを外しました。
 籠の中から僕の食料や資材関係を取りだして、座席の後に付け直します。

「『ヴァルファーレ』、僕はアルメリアさんに会ってきますから、戻ってくるまで自由にしていて下さい。」

 そう言って、お土産の入った籠をレビテーションで浮かべ、集落の中に運びます。アルメリアさんの家まで歩いて行く間に、前に来た時に知り合った人たちや友達になった子供達とも会いましたよ。みんな笑顔で手を振ってくれるので、僕も笑って手を振りながらアルメリアさんの家まで来ました。ドアをノックすると中からアルメリアさんが出てきましたね。

「はい、どなた?ってアルバートじゃないか!良く来たな。今日はどうしたんだ?」

「こんにちは。ゴムの材料が足りなくなったので、またあそこの森まで行く途中なんです。せっかく近くに来たので寄らせて頂きました。この前色々頂いたお返しに、領内で取れる特産物等を持ってきましたから、食べてみて下さい。」

「わざわざお土産を持ってきてくれたのか。それは済まなかったね。ありがたく貰うとしよう。」

 喜んでくれたようなので持ってきたかいが有りました。さっそく籠をドアの前に置きます。

「ずいぶんと大きな籠だね。これは持ってくるのも大変だったろう。こんなに貰って良いのかい?」

「どうぞ、遠慮無く受け取って下さい。この前頂いた物は珍しいものばかりで、両親や妹もとても喜んでいました。実はゲルマニアの皇帝閣下にもお裾分けしたのですが、とても喜んでくれたんですよ。
 持ってきた物がエルフの方々のお口に合うと良いのですが、北の海で取れた魚の燻製や、肉の加工品と地元で作られているお酒です。それから、ゲルマニアの首都『ヴィンドボナ』で人気のお菓子も持ってきました。」

 その他にも色々持ってきた物をアルメリアさんに説明します。全部で300リーブル以上の重さになりますが、全部籠から出してアルメリアさんの家に入れさせて貰いました。

「ちょっと多かったかもしれませんが、集落の皆さんにも分けてあげて下さい。」

「ああ、勿論だ。みんなも喜ぶだろう。人間の作った物はあまりこちらに
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