異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第3話
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「国家間の武力衝突に武力介入して相手の軍を撃退するって……要は戦争に武力介入して片方に肩入れするって事じゃないか!しかも高速巡洋艦どころか戦車や軍用飛行艇まで所持しているなんて、もはや”軍”同然の存在じゃないか!何でそっちの世界の遊撃士協会はそんな組織の設立を許したんだい!?そんな組織を設立しちまったら遊撃士協会の中立性を否定しているようなものじゃないか……!」
「しかもレンちゃんがクロイス家を超える資産家で自分が集めたお金や人材でその組織を設立した上”カレイジャス”みたいな”アルセイユ”の姉妹艦に加えて戦車や軍用飛行艇まで手に入れているとか、”西風の旅団”や”北の猟兵”みたいな猟兵団に加えて”星杯騎士団”――――七耀教会まで協力しているって、色々と突っ込み所や聞きたい事が山ほどある組織ね………」
「ハア………どうやらそっちの世界の”レン”はこっちの世界の”レン”が霞んで見える程のとんでもない存在になっているみたいね……それにしても、リベールの異変解決の為にエステル達と一緒にリベル=アークに乗り込んだオリヴァルト皇子や”光の剣匠”、それにB級正遊撃士のトヴァルまで撃退できるなんて、どんなメンツが集まっているのかしら、その”暁の翼”って組織には……まあ、少なくてもあの”西風の旅団”が協力している時点で、相当な使い手達が集まっている事はわかるけど。」
説明を聞いたリンは信じられない表情で声を上げ、エオリアは表情を引き攣らせ、ミシェルは疲れた表情で溜息を吐いた後疑問を口にした。
「教官達の話では殿下達の相手をした使い手は”西風の旅団”も含まれていたそうですが……大半の人達は”戦天使の勇者達(エンジェリック・エインフェリア)”によって無力化されたとの事です。」
「”戦天使の勇者達(エンジェリック・エインフェリア)”………そっちの世界のレン皇女が各国を遊撃士としての活動を行って回りながら拾って援助とかして自分の仲間にしたっていう集団ね………話を聞く感じ、何だか”鉄血の子供達”と似ているわね。」
「言われてみればそうだね………」
「まさか”鉄血の子供達”と何か関係があるのかしら……?」
アルティナの説明を聞いたミシェル達はそれぞれ考え込んだ。
「レンさんが”戦天使の勇者達(エンジェリック・エインフェリア)”という集団を作った真の意図は未だ不明との事ですが………”戦天使の勇者達(エンジェリック・エインフェリア)”を含めた”暁の翼”は戦闘能力は当然ですが情報収集能力にも長けており、1年半前の内戦時には貴族連合軍の隙をついてカレル離宮とザクセン鉄鉱山を同時に奇襲し、それぞれの場所に囚われていた皇太子殿下を含めたエレボニア帝国の重要人物達を幽閉場所から連れ出
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