異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第3話
[2/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
テル=マテルを奪い取ったって……!」
「それも先程話に出て来た異世界の大国―――”メンフィル帝国”の皇女、ですか。」
「しかもわたし達の世界の”戦天使の遊撃士(エンジェリック・ブレイサー)”の双子の妹の異名や性格、パテル=マテルの操縦者である事が一緒である事に加えて武装まで一致しているなんて、一体どういう事なんでしょう……?」
「ああ……”単なる偶然”とは思えない程、似ている部分があるな………」
ミシェルとエオリアの説明を聞いたユウナは驚き、ミュゼは真剣な表情で呟き、困惑の表情で呟いたアルティナに続くようにクルトは真剣な表情で考え込みながら頷いた。
「そう言えば、ちょっと気になっていたんだけど……そっちの世界のレン皇女を旧Z組のメンバーが知っている事にユウナは複雑そうな顔で答えを濁していたけど……そっちの世界のレン皇女と旧Z組は何らかのトラブルがあったのかい?」
「あ……その……トラブルというか……考え方の違いというか…………」
「………こちらの世界のレンさんはD∴G教団事件が終結し、特務支援課が一旦休止になった頃に旧Z組――――トールズ本校に転入してきたらしいのですが………IBCによる各国に対する資産凍結後エレボニア帝国が緊張状態になった頃にレンさんを心配したご両親―――ブライト家から内戦勃発が近いと噂されているエレボニア帝国の内戦に巻き込まれる前に祖国であるリベール王国に戻ってきて欲しいとの連絡があった為ご両親の意を組んでトールズ本校を休学してリベール王国に帰国。しかし内戦勃発後、貴族連合軍によるトールズ本校への襲撃の際に散り散りになった教官達が全員合流し、更にはオリヴァルト殿下達とも合流した時期に自ら姿を現し、自身は2度と旧Z組―――いえ、トールズ本校には戻ってこない事を宣言して教官達に一方的な別れを告げたとの事ですわ。」
「……その別れの際に当然教官達もレンさんを引き留めようとしたのですがレンさんの意志は固く……レンさんは自分を引き留めようとする教官達を諦めさせるために最後の機会として自身とレンさんの妹であるユウナさんと戦い、もし勝てたら旧Z組に戻り、負けたら自身を引き留める事を諦める条件を出して旧Z組と戦ったのですが………結果はレンさんとユウナさんの”圧勝”だったとの事です。ちなみに内戦終結後レンさんは意図的にエレボニアを避けるかのように祖国であるリベールを始めとしたエレボニア以外の国家や自治州等で遊撃士としての活動をしている為、教官達―――旧Z組の人達は誰も未だレンさんとの再会を果たしていないとの事です。」
リンの質問にユウナが複雑そうな表情で答えを濁しているとユウナの代わりにミュゼとクルトが詳しい経緯を説明した。
「それはまた…………」
「アリオスさんと同じ”八葉一刀流
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ