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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第3話
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〜遊撃士協会・クロスベル支部〜



「なん……ですって!?旧Z組――――トールズ士官学院生って事はレンちゃんが学生服を着ていたって事じゃない……!クッ……一度でいいから、学生服姿のレンちゃんをこの目で見たかったわ……!」

「ハア………あの娘なら頼めば案外面白半分で学生姿のコスプレをしてくれるのじゃないかしら?第一、あの娘は本来だったら学生服を着ていてもおかしくない年齢だし。それにしてもあの”殲滅天使”が学生だなんて、そっちもそっちで想像し辛いわねぇ……」

「ハハ、こっちの”殲滅天使”は教官を務めているから、余計に想像し辛いね。」

ミュゼの答えを聞いて真剣な表情で声を上げたエオリアの様子にその場にいる全員が冷や汗をかいて脱力した後ミシェルは呆れた表情で指摘した後リンと共に苦笑し

「へ……そっちの世界のレン先輩は教官を務めているって言っていましたけど………」

「ああ、こっちの世界の”レン”はあんた達の学校――――トールズ第U分校の教官を務めているんだよ。」

「ちなみに担当しているクラスは確か……”主計科”だったかしら。」

「まあ………」

「ええっ!?レ、レン先輩が\組―――”主計科”の担当に……!?あれ?それじゃあトワ教官は………」

リンとミシェルの説明を聞いたミュゼが目を丸くして驚いている中信じられない表情で声を上げたユウナはある事に気づいて戸惑いの表情をし

「”トワ”って確か1年半前の内戦時”紅き翼”の艦長代理を務めていたトールズ本校の才媛だったわよね?その娘なら、”主計科”の副担任として第U分校に務めているわよ。」

「僕達の世界の第U分校には”副担任”なんて存在はいなかったのですが………これも”世界の違い”か。」

「もしかしたら[組やZ組にも副担任がいるかもしれませんね。………ちなみに先程から気になっていたのですが、そちらの世界のレンさんはどのような立場の方なのでしょうか?」

ミシェルの答えを聞いたクルトは驚きの表情で呟き、アルティナは静かな表情で推測を口にした後ミシェル達に訊ねた。



「アタシ達の世界のレン―――いえ、レン皇女はメンフィル帝国の皇女の一人で、異名は”殲滅天使”。”天使”のような可憐な容姿を持ちながら殺戮を愉しむ事からその異名がついたちょっと……いえ、かなり問題がある悪癖がある皇女で、才能も頭脳を含めてそっちの世界のレン皇女同様あらゆる才能に長けていて、4年前の”リベールの異変”で結社から奪い取った人形兵器――――”パテル=マテル”の操縦者でもあるわ。」

「ちなみにレンちゃんの武装は物語とかで出てくる”死神”が持っているような戦闘用に改造された”大鎌”よ。」

「ええっ!?レ、レン先輩がお姫様!?しかも結社から人形兵器――――パ
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