127 校内暴力(テロ)
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くても私は藤木君を応援するわ!」
「う、うん、ありがとう!」
朝礼が終わり、授業が始まった。2組の教室は堀内がいないと皆肩の荷が下りたような気分だった。なぜなら勝手に教室を出ていって他の授業の邪魔をしたり、クラス内でも皆の迷惑になるからむしろ謹慎しているとむしろ好都合なのだ。2組は社会の授業中だった。その時、窓ガラスがガシャン!と割れた。皆がざわついた。
「な、何だ!?」
皆は窓を見た。何人かの人物がそこに走っていた。体育の授業を行っているクラスではないようだった。第一体育を行っているクラスはいない。
「あいつらがやったみたいだな・・・」
朝倉は窓を見ると、一人の人影を見た。それには見覚えがあった。
「おい、あれ堀内だぞ!!」
皆は驚いた。謹慎中の筈の堀内がこの場にいるのだ。
(堀内・・・、何してんだ!!)
横須は堀内の行動が読めなかった。
「あいつら学校に入っていくぞ!!」
2組は授業どころじゃなくなった。
堀内と山口、そしてその子分達は土足で校舎内に入った。そして階段を駆け上がり、様々なクラスの教室に乱入した。
子分の一人が一年生のクラスに入った。
「ワー!!」
「キャー!!」
「うるせえ!お前らぶっ殺す!」
「ちょっと、何ですか、君は!?」
そのクラスの担任は怒鳴った。しかし、その子分はテニスラケットを取り出して担任の顔を殴った。その先生は顔を抑えて動けなくなった。児童たちは逃げ惑った。
「へへ、お前ら病院行きにしてやるぜ!!」
子分は一台の机を蹴飛ばし、一人の男子児童に当てた。さらにラケットを振り回した。
さらに他の子分や山口、そして堀内達も様々なクラスの教室に入っていった。堀内は自分のクラスである2組の教室のドアを開けた。
「よお、久しぶりだな、テメエら!」
「堀内君、あなた謹慎中でしょ!?何やってるの!?」
南江が聞くも、堀内は「うるせえ!!」と怒鳴った。
「テメエらここで死にやがれ!!」
堀内はバットを振り回した。皆は逃げ出した。
「おらあ、テメエら逃がすか!」
堀内は逃げる者達を殴り倒そうとした。
「堀内君、やめなさい!!」
担任はやめさせようとした。
「うるせえ、テメエにも文句あんだよ!!」
堀内はバットを先生の方へ振り回した。腕を出されたため、顔には当たらなかったが、その際に体当たりした。そして顔を踏みつけた。
「テメエもふざけんじゃねえぞ!!」
堀内はそしてバットで先生の顔を潰そうとした。その時、誰かに後ろを掴まれた。
「やめろ、堀内!」
横須が赤坂、柴田と共に抑えていた。
「おい、テメエら放せ!!」
「先生、逃げてください!」
「え?でも君達は?!」
「ここは俺達が食い止めます!早く!」
「わかったわ!
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