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ロボスの娘で行ってみよう!
第11話 遠洋航海へ
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倒くさい事だと思うのである。シャトルから降りると、空港にはラップが迎に来ていた。
「ヤン、こっちだ」
「ラップ、久しぶりだな」

「卒業以来だな」
「ラップ、体の方は大丈夫なのかい?」
「ああ、こっちへ来てからは、小康状態って感じかな。まあ艦隊所属だと辛いから今は基地所属だよ」

「ラップは、艦隊で力量を発揮出来るタイプだと思うんだけどね」
「此ばっかりは仕方ないよ。リンチ少将からも、まずは体調を整えるようにと言われてるからな」
「リンチ少将か、グリーンヒル少将の後輩らしいね。少将からお土産を渡してくれと頼まれたよ」

「そうか、後で司令に挨拶に行こう」
「えっ、ラップが渡しておいてくれよ」
「ヤン。厄介ごとを逃げるのは悪い癖だぞ」

「やれやれ、ラップは友達がいがないな」
「全く、いい加減だな」
面倒くさそうなヤンと、苦笑いのラップであった。

「けど、調査の為に動くのには、司令部の協力は必要だから挨拶はしておかないと駄目だぞ」
「仕方ないな。判ったよ、じゃあ案内してくれよ」
「OK、早速行こう」

エレカータクシーに乗って2人は空港から、駐屯基地に向かうのであった。
50分間ほど色々な話をしながら過ごしていく。

「ヤンも災難だったな、リーファの論文のお手伝いとはな」
「いや、リーファの論文も色々有るそうなんだよね」
「へー、それはまたなんだい?」

「此は内緒だが、統合作戦本部と宇宙艦隊司令本部しか閲覧が許可されない論文を書いてしまったそうで、リーファは前線にでられないんだそうだ、それで私が代わりに送られて来た訳だよ」
「へー流石リーファだな、しかもヤンを使うのはたいしたモノだ」

「まあ、まんまと利用されたよ」
ヤンは苦笑いしている。
「で何を餌にされたんだい?」

「これさ」
ヤンが歴史ディスクを見せると、ラップは納得顔になる。
「流石だな、やる気がないヤンの操縦法を心得てるよな」

「それに乗る私も私だけどね」
「あははは、まあ久しぶりに会えたのだから良いかもな」
「まあね。そうそうジェシカとリーファからお土産だ」

ジェシカのお土産に喜ぶラップ。
「ヤン、サンキュー」
話している内に軍基地の入り口に着き、MPにより身分照会をうけて入場を認められた。

司令官室へと案内される2人。
「司令官閣下、ラップ中尉とヤン中尉をお連れしました」
「入りたまえ」

部屋に入ると、精悍な軍人と見える人物が迎えてくれた。

「司令官閣下、ジャン・ロベール・ラップ中尉、ヤン・ウェンリー中尉をお連れしました」
「ヤン中尉、良く来たね。小官はエル・ファシル警備隊司令官アーサー・リンチ少将だ」
「初めてお目にかかります、ヤン・ウェンリー中尉であります。この
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