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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start
Turn;39 超えるべきもの
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「これは大波乱だ!チームフォーチュンライト、ここまで無敗でチームを支えてきた新導ミライがまさかの敗退」
実況の言葉と共に会場が沸き上がる
ゴールにたどり着いたカズヤがガッツポーズを上げる
心配そうに中継画面を見つめるトコハだったが
「お母さん」
そんなトコハに声をかけたのはミライだった

Turn:39 超えるべきもの

「心配しすぎよ、そりゃ、負けちゃったのは悔しいけど」
そう言って腰かけたミライは中継画面を見つめる
「けど、だからこそ、もっと強くならなきゃなって、思えたの、二人のため、何より私自身のために」
そう言ってデッキを握りしめるミライ
見かねたトコハはそんな彼女をぎゅっと抱き寄せる
「ファイナルステージ、いけるといいね」
「………うん、今度は頑張るから」
母の励ましを受け決意を新たにするミライ
ふと周囲の視線が集まってることに気付き慌てて二人とも画面の方を見た
「タツマ、ミツキ、信じてるから」

通知を見たタツマはひたすら走り続けていた
「(ファーストステージがそうだったように俺達は今まであいつに頼りきりだった………やってやる、俺たちの力だけで、このステージ、突破してやる!)」
走り続けたタツマの前に現れた開けた空間
思わず足を止めるとゴールを示す扉とファイトテーブルが
「ここでファイトして、勝てば突破ってことか………やってやる!さあ!相手はどいつだ!」

「おっと!最後のゴールステージにまずたどり着いたのはフォーチュンリングの東海林タツマだ」
実況の声に会場が再び沸き上がった
残る通過枠はあと一つ
このファイトにタツマが勝てばその一つに滑り込むことができる
「がんばって、タツマ」

対戦相手を待っていたタツマ、すると正面の入り口に誰かが近づいてくるのが分かった
「誰だ………なっ!?」
「どうやら、私の相手はあんたみたいね、タツマ」
そう言ってデッキを手に取って彼を見据えていたのは姉のタツミ

「チームプリエールの東海林タツミだ!セカンドステージ最後の一枠を決めるファイトはまさかの姉弟対決となりました!」
最後のファイトが姉弟対決
その事実に会場は更なる盛り上がりを見せていた

このファイトがセカンドステージ最後のファイトとなり、残っていたファイターは別室に移動となった
心配そうな視線を送りながら観客席に移動するミツキ
「ミツキ、こっちよ」
「あ、ミライさん、トコハさん」
ミライたちのいる席へとやってきて座るミツキ
「大丈夫よ、タツマは強くなっているんだもの」
「それにしても、今頃クミちゃん大慌てだろうなぁ」

「あわわわ」
トコハの想像通り
自宅で中継を見ていたクミはどっちを応援すべきかわからず慌てていた

「「スタンドアップ!ヴァンガード
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