異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜第2話
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界の新Z組に私とアッシュさんはまだ転属していない時期”なのですから、独自の情報網を持つ遊撃士協会の受付の方もご存知でないのは当然かと。」
ミシェルの話を聞いたユウナが呆けている中、戸惑いの表情をしているアルティナにミュゼは自身の推測を口にした。
「君とアッシュが”まだZ組に転属していない時期”という事は……まさか、僕達は過去のクロスベルに飛ばされたのか!?」
「いえ、正確に言えば”過去の並行世界のゼムリア大陸”に飛ばされたかと。そうでなければ、帝国の属州化したクロスベルがエレボニアから独立したどころか”帝国”として建国している事もそうですが、私達が知らない事実をエオリアさん達は世間一般の事実として認識している事に説明がつきません。」
「へ、”並行世界”って……!物語とかに出てくる、同じ世界でありながら中身は全く違う世界っていうあれの事……?い、一体何がどうなっているのよ〜!?アル、もしかしてヴァリマール―――ううん、”騎神”には並行世界の過去に飛ばす機能とかもあるの?」
驚いている様子のクルトの推測を冷静な様子で否定したミュゼの説明を聞いたユウナは信じられない表情で声を上げた後アルティナに訊ね
「いえ、わたしも教官からそんな機能がある事は聞いた事がありません………というかそれ以前に幾ら騎神といえど、そのような非常識な性能は搭載していないかと。」
訊ねられたアルティナは疲れた表情で答えた。
「へ、”並行世界の過去”って……ハア……そう言った非常識過ぎる出来事は1年半前の件で終わりだと思っていたのだけどね………」
「というかむしろ、あの時以上の非常識な出来事じゃない……」
「やれやれ……どうやらあたし達はとんでもない事情を抱えた娘達を拾ったみたいだね。まあその件は一旦置いておくとして、まずはお互いの自己紹介を始めた方がよさそうだね――――」
一方ユウナ達の様子を見守り、ユウナ達が何者かを察したミシェルは表情を引き攣らせた後エオリアと共に疲れた表情で溜息を吐き、リンは苦笑した後気を取り直して提案をした。その後その場にいる全員は互いの自己紹介をした。
「なるほどね……新Z組のメンツの事情に多少の違いはあれど、ある程度は同じみたいね。」
「そうね……まあ、アルティナちゃんに関しては私達の世界のアルティナちゃんの事情と比べると全く違うけどね。」
「え…………」
「へ……こっちの世界のアルとあたし達の傍にいるあるの事情が全く違うってどういう事ですか?」
溜息を吐いたミシェルの言葉に続くように苦笑しながら答えたエオリアの答えを聞いたアルティナは呆け、ユウナは不思議そうな表情でエオリアに訊ねた。
「まず私達の世界のアルティナちゃんが新Z組に所属する前に所属していた組
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