暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜困った時の機械ネコ〜
第3章 『ネコにもなれば』
第42話 『ネコ先生によるスキルレッスン?』
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るかもね。コタ、いえネコ先生の訓練は多分私の考えている以上に基準が上に設定されてるから」
スバルたちはティアナに二束のわらじを履かせることが分かり寒気を覚え、今夜彼女に訓練の感想を聞こうと思った。
△▽△▽△▽△▽△▽
「ティア!?」
「……な、に?」
「だ、大丈夫!?」
スバルは流石にティアナがコタロウに担がれて帰ってくるとは思わなかった。
「……ストレッチとかマッサージはネコ先生がしてくれたから」
今はおぼつかないが座り、食べ物を無理にでも口に詰め込んでいる。
「んぐ、あと終わった後シャマル先生にも診せに行くから、大丈夫よ」
「そんなに辛かったの?」
「身体も精神もね」
エリオが興味本位で、
「う、うまくいったのは何回くらいなんですか?」
と聞くとジロリと睨まれ
「0回よ」
と再び口にものを詰め込んだ。
「ふぅ。成功しないとペナルティ、成功するには神経すり減らさなければならない。後者をとらなきゃいけないんだけど……」
「ペナルティ軽減してもらえばいいんじゃないでしょうか?」
「それも違うのよ」
「違う?」
キャロの労わりに首を振って、飲み物を含んだ。
「……コタロウさん、私の身体状況を私以上に知ってるから本当にできるかできないかのぎりぎりのペナルティを毎回課すのよ」
『……えぇ』
彼だからこそ可能なトレーニング方法らしい。訓練終了後に気絶するように組まれているらしい。
「でも、それだといざ出動のとき、できないんじゃない?」
そこでティアナが不敵に笑った。
「その時は、副作用の少ない生薬を調合した気付け薬を飲ませてくれるってさ……」
『うわぁ……』
疲労回復つきのね。と容赦ない訓練法に周りも苦笑いが出た。
なのはが許すのかという疑問がわいたが、訓練後コタロウはなのはとシャマルにこの特訓法を取り入れた時のティアナの疲労度と薬の成分をプレゼンテーションし納得させていた。
「そういえば、なのはさん明日からティアナはネコ先生のメニューをメインにして連携訓練以外はそっちに割いていいみたい」
「……そう。まあなのはさんは技術はネコ先生の訓練でも問題ないっていってたし……」
「ネコ先生はティアに起こり得る心配事を私以上に考えてるだろうから……心配していいのやら、しなくていいのやら。とりあえず、ガンバ!!」
突っ伏すティアナにスバルは心配しようとするも、労うことしかできなかった。
「んー」
それに彼女は手を振って答えた。
「ランスター二等陸士」
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