刹那の戦闘
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奴はご飯にボンドでも混ぜて食べているのだろうか。
「「"ドビグッリマーリモ""四本戦斧""雪割り草"!!」」
「まっはっはっは!さあ、死ね!ベロ大砲!!」
ワポルとその従者共の同時攻撃が行われる。
ワポルは巨大な口から大砲を備え、両腕からも砲弾を容赦することなく放ってきた。
質が悪いことに奴らの攻撃の矛先は背後の城にも当たるように計算されている。
恐らく、自分の仲間が城内にいることを想定した上で攻撃を放っているのだろう。
言うまでもなく自身の背後にはナミ達がいる城が佇んでいる。
この攻撃を避けるわけにはいかず、毒の胞子を後方へと逃すのも許されない。
迫りくる攻撃の嵐からアキトはその場から動かずに、悠然とその場に佇み、奴らの猛勢をその身に受けた。
次の瞬間、ロッキーマウンテンの頂上、ドラム王国の王城にて大爆発が起きた。
一方、ルフィ達は現在Dr.くれはの住む居城へと向かうべくリフトに乗っていた。
「本当にアキト君は大丈夫だろうか?」
「大丈夫だって、おっさん。アキトの強さは俺が一番良く知ってるから」
ワポル達の怖ろしさと残忍さ、力の強大さをこの場の誰よりも知っているドルトンがアキトの身を心配する。
「本当に大丈夫かしら、アキトさんは……」
「ビビも何言ってんだよ。アキトなら大丈夫……」
ドルトンに感化されビビも同じくアキトの身を案じ始める。
そんな彼女を励まそうとウソップがまたもや声を掛けた刹那、ドラム王国の頂上にて爆音が周囲に鳴り響いた。
「一体、何が!?」
「おい、上を見てみろよ!?」
リフト越しにロッキーマウンテンの頂上を見上げれば爆炎を伴う爆煙が天高く立ち上っていた。
▽▲▽▲
ドラムロッキーの頂上
ワポルとムッシュール、チェスマリーモが放った三者同時の攻撃はアキトへと直撃した。
その威力は凄まじく、地形にクレーターが出来上がるほどのものであった。
爆炎に伴う爆煙は今もなお天へと上り続け、その威力の凄まじさを物語っている。
アキトの姿は伺い知ることはできない。
「まっはっはっは!直撃しおったわ!王に逆らった愚か者めが!」
「「お見事です、ワポル様!」」
「……」
高笑いを続けるワポル達とは異なり、ただ一人ムッシュールは前方を静観する。
「ん?どうしたんだ、兄ちゃん?」
「このカパ野郎!お兄たまと呼べっつってんだろーが!悪いがまだ奴は終わっていないぞ」
「「ですが、我々全員の攻撃を直撃したのですよ?奴は流石に……」」
チェスマリーモの言葉を皮切りに前方の爆炎と
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