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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜 第1話
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投擲したメスは敵の片目に刺さった!

「―――――――!?」

片目にメスが刺さった事で敵は悲鳴の咆哮を上げてその場で暴れ

「逃がさない――――ヤァァァァァッ!!」

「お熱いのはいかが?――――シュート!!」

敵が暴れている事によってできた致命的な隙を見て好機と判断したユウナはガンブレイカーによる銃弾の嵐を放つクラフト―――ジェミニブラストを、ミュゼは魔導騎銃から数本の追尾する炎の魔剣を解き放つクラフト―――ムーランルージュを放って追撃し

「ハァァァァァァ……―――斬り裂け!!」

「メーザーアーム――――斬!!」

「――――!」

クルトは風を斬り裂く勢いで回転斬りを放つクラフト―――テンペストエッジで、アルティナはクラウ=ソラスによる広範囲の回転斬撃を叩き込むクラフト―――メーザーアームを発動させて追撃した。

「――――――」

集中攻撃をされた敵は近くにいるクルトとアルティナにブレスで反撃する為に口に暗黒のエネルギーを集束したが

「集束せし、光よ、邪悪なる者に裁きを―――――純聖光!!」

「―――――――!!??」

エオリアが発動した魔術によって発生した頭上からの集束した聖光のエネルギーをその身に受けると大ダメージを受けると共に悲鳴の咆哮を上げた。

「こいつで終わりだよ!ハァァァァァァ……!泰斗流奥義――――雷神掌!!」

「―――――!!!!???」

そこに両手に集束した雷が迸る闘気の球体をリンが放ち、リンが放ったSクラフト―――雷神掌を受けた事によってついにダメージに耐えきれなくなった敵は悲鳴を上げながら消滅した!



「あ………」

「勝った………のか……?」

「どうやらそうみたい……ですわね………」

「な、何とか勝てた〜………!!」

敵の消滅を確認したアルティナ達は呆けた後安堵や疲労によって地面に膝をついた。

「ふふ……相手は古の魔物の類だったのに、あたし達が来るまでよく持ちこたえたね。さすがは”灰色の騎士”と”聖竜の姫君”率いる”新Z組”って所かい?」

「そうね。アルティナちゃんは当然として、蒼灰髪の男の子の双剣やミント髪の女の子の銃も中々よかったし、何よりもユウナちゃんは以前会った時と比べると随分と見違えたわね。」

アルティナ達の様子を見たリンとエオリアはそれぞれ苦笑しながらアルティナ達を高評価していた。

「………?あちらの女性達はアルティナの知り合いでもあるのか……?」

「い、いえ……初対面ですが……」

エオリアのアルティナを知っているような口ぶりを聞いたクルトに視線を向けられたアルティナは困惑の表情で否定した後エオリアとリンを見つめ

「そ、そんな……アルティナちゃんったら、
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