異伝〜終焉に諍う英雄達の来訪〜 第1話
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ら……教官達は………エレボニア帝国はどうなったのでしょうね……」
アルティナの推測を聞いて自分達が星見の塔の屋上に転移する前に起きた”ある出来事”を思い出したユウナは辛そうな表情で顔を俯かせ、クルトは悔しさや自分の無力さによって唇を噛みしめ、ミュゼは重々しい様子を纏って呟いた。するとその時何かの咆哮が聞こえ、咆哮を聞いたユウナ達が身構えると翼竜型の魔獣が空から現れてユウナ達の前に着地した!
「翼竜型の魔獣……!」
「”D∴G教団事件”や”クロスベル動乱”時に現れたタイプと同タイプのようですね。」
「以前の演習でこちらに来た時は見かけなかった事を考えると手配魔獣として現れたか、もしくは”黒キ星杯”での出来事が関係しているかもしれませんね。」
魔獣の登場にクルトは表情を引き締め、アルティナとミュゼは冷静な様子で分析した。
「ああもう……!教官達がどうなったかとか確かめたい事はたくさんあるって言うのに……!早く倒して、星見の塔から脱出した後現状を確かめるわよ!」
「言われるまでも無い!」
「宰相達の盤面を阻止し、教官達の救出に向かう為にも、この窮地、切り抜けさせて頂きます……!」
「戦術リンク、セットアップ!敵の制圧を開始します……!」
「―――――!」
そしてユウナの号令を合図にクルト達はそれぞれ決意の表情になって魔獣との戦闘を開始した!
「「アークス駆動―――」」
ミュゼとアルティナはそれぞれ味方に身体能力の上昇等の援護アーツを発動する為に戦術オーブメントでアーツの駆動を開始したが
「―――――!!」
「きゃっ!?」
「くっ!?」
「やんっ!?」
「あうっ!?」
敵はオーブメントの駆動を妨害する”魔”の気を纏った衝撃波を広範囲に発生させるクラフト―――魔塊烈風でユウナ達に攻撃し、更にミュゼとアルティナのオーブメントの駆動を中断させた。
「ハァァァァァァ……そこだっ!」
「――――」
クルトは反撃に光と闇の斬撃波を解き放つクラフト―――双剋刃を放ったが、敵は空へと飛んで回避し
「この……っ!」
更に空目がけて放ったユウナのガンブレイカーの銃の部分による射撃を空を縦横無尽に飛んで回避した後ユウナとクルト目がけて急降下して時属性のブレス―――ダークブレスを二人に放った。
「きゃっ!?」
「ぐっ!?」
襲い掛かる闇のブレスに反応しきれなかった二人はダメージを受け
「援護します――――蒼き鳥よ!」
「!?」
ミュゼは蒼きエネルギーによってできた鳥を銃弾として解き放つクラフト―――オワソーブルーを放ち、襲い掛かる蒼き鳥に命中した敵は怯んでユウナとクルトへの攻撃のブレスを中断し
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