126 怨念(うらみ)
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な友達でもあるんだ」
「そうよ〜、ときどき寂しくないようにタロのお母さんの犬に会わせてあげているのよ〜」
みぎわが説明を補足した。
「私と花輪クンが会えないと寂しくてたまらないのと同じよお〜」
みぎわが花輪に近づいた。
「み、みぎわクン、もう少し離れたまえ・・・」
みぎわの暑苦しい態度に何も言えないたかしと城ヶ崎だった。
「でも、タロも西村君に懐いているわね。それだけ仲が良いのねっ!」
城ヶ崎がタロとアマリリスが仲良くすり合っている所を見ていた。
「うん、前にみぎわさんとアマリリスをタロのお母さんの飼い主の家に連れて行った時も一緒に遊んでいたんだ」
「へえ〜、犬の友達っていうのも見ていて微笑ましくなるわね。ベスも仲良くなれるかしら?」
城ヶ崎の犬のベスはおとなしくしていたが、城ヶ崎に催促されてタロとアマリリスの元へ向かう。そして目を合わせた。お互い笑いあっているようだった。花輪の犬のミス・ビクトリアも傍へ寄ってきた。タロは友達が増えて幸せそうに見えた。
「へへ、良かったね、タロ、友達が出来て!」
「ええっ、嬉しそうな顔してるもんねっ!」
「それじゃあ、everybody、庭の散歩に行こうじゃないか」
花輪が提案すると、四人は花輪家の庭を散歩した。四人と四匹は満喫した。たかしはタロに友達が、そして花輪やみぎわ、城ヶ崎と同じ犬を飼う者同士としての交流を楽しむ事ができてよかったと思うのであった。
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