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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第28話
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ツーヤのブレイブオーダーによって行動が加速された為一瞬で魔術の詠唱を終えてアイネスの上空から雷を落とす魔術を発動した。

「盾よ!―――吹き飛べ!地裂斬!!」

対するアイネスは闘気による絶対防壁を展開するクラフト―――秩序の盾を発動してツーヤとセレーネの先制攻撃を防いだ後反撃代わりに斧槍(ハルバード)を地面に叩き付けて発生させた衝撃波を二人に放った。

「「!!」」

襲い掛かる衝撃波を見たツーヤとセレーネは左右に散開して回避し

「砕け散れ!」

そこにアイネスが跳躍して敵の脳天を叩き割る一撃―――兜割りでツーヤに襲い掛かった。

「十六夜―――”破”!!」

「何……っ!?」

対するツーヤは自身が扱える抜刀技の中でも一撃や打撃力に優れている抜刀技を放ってアイネスの強烈な一撃を防ぐと共に吹き飛ばし、自身の攻撃を防ぐどころか吹き飛ばしたツーヤの一撃の重さにアイネスは驚きながらふっ飛ばされた後空中で受け身を取って着地した。



「聖なる水よ、奔流となり、我が仇名す者達に裁きを――――リ・カルナシオン!!」

「ぐっ!?」

そこにツーヤに注意が向かっている隙に魔術の詠唱を終わらせたセレーネが凄まじい水流のエネルギーを発生させてアイネスにダメージを与えると共にアイネスの身体をずぶ濡れにし

「まだですわ!アークス駆動――――ネメシスアロー!!」

「ガアアアアアッ!?」

続けて雷のエネルギーを解き放つアーツをアイネスに放ち、全身が水にぬれた所に雷のアーツを受けたアイネスは感電して悲鳴を上げた。

「秘技――――神速!鳳凰剣舞!!」

「く……っ!?」

セレーネのアーツによって怯んだアイネスの隙を逃さないツーヤはまさに”神速”のような早さで次々と斬撃を繰り出し、繰り出される斬撃に対してアイネスは咄嗟に斧槍(ハルバード)で防御した。

「吹き荒れよ――――ハリケーンブリザード!!

「な――――うあああああっ!?くっ……か、身体が……!」

神速の連続斬撃を終えたツーヤは続けて自身を中心に猛吹雪を発生させ、詠唱無しで魔術を発動した事に驚いたアイネスは猛吹雪を至近距離で受けると共に濡れた体に吹雪を至近距離で受けた影響で身体の一部が凍結してしまい、身体の動きを封じ込められた。

「ハァァァァァァ……―――そこっ!」

「カハッ!?」

「崩しました!」

「追撃、開始します!一瞬で決めます! 剣閃よ、唸れ!疾風のように! ヴァーテクス・ローズ!!」

そして身体が凍結した影響で動きが鈍くなっているアイネスの腹にツーヤが籠手を付けた拳による闘気を纏った一撃で怯ませた瞬間、ツーヤと戦術リンクを結んでいるセレーネがツーヤの攻撃に続くように疾風のような速さの連
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